心をひらく体のレッスン
先日読んだフェルデンクライスの自己開発法の実践編
総論部分だけでは中途半端な気がして読みました
フツウのレッスン本だと思って読めば
筆者の思いや考えが随所に出てきて
具体的なメソッドよりもそちらに興味が移ってしまい
肝心のレッスン内容はほとんど頭に入っていなかったのが正直なところ
それだけフェルデンクライスの考え方がしっかりしているので
読みごたえがありました
随所に登場するのは身体のつながりであったり
様々な機能と別部位の関連性
とりわけ胸郭が骨盤と頭や腕を結びるけるものとしての発想は
すごく腑に落ちる解説に感動
話がインド哲学にまで及ぶのですが
それが脱線ではなく筆者の身体感に帰着するあたりは
単なるボディワークとは一線を画す雰囲気
アレクサンダーテクニークも同様ですが
単にワークのレッスンを覚えるよりも
身体に対する意識の向け方を前提とすることがわかります
結局筆者の考え方が気になって
肝心のレッスンがないがしろにしてしまった私の読み方は
ちょっと雑な感じで反省する次第です
読む以前の興味と読んでいる最中の興味が別のところに行ってしまった
私の目移りがこの本を違うものにしてしまったかもしれません
時間がたってからもう一度しっかりと読んでみたいです
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