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2022/05/31

動作の段取り

動くというのは動物と植物を分ける分水嶺ともなる活動です

骨格筋の収縮により骨格が動く

大まかないい方をすればそんなところになるだろうと思います

 

人間は立ったり座ったり歩いたりと様々な動きをしますが

単に筋肉の収縮で、というわけではなく

実に複雑なプロセスがあります

 

その一部分を取り上げると

動作をする際の前提となるのが安定性です

片足をあげて歩き出した途端バランスをそこなって転んでしまう

それこそケガをしてしまうので最悪な状態です

だから動作の段取りとして第一に安定性を確保する作業が行われます

 

最近ではあまり言われなくなったインナーマッスル

要は深層筋という奥の方にある筋肉が

関節の安定性を図りこれから動くという動作に際して

問題なく動けるポジショニングをしてから

動くための筋肉が収縮し始めます

 

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実はこのことを説明したかったのは

腰痛などの痛みについて考え方を展開する上において

こういった安定性を維持する筋肉の機能低下が原因となるケースがほとんどだからなんです

どういうことかと申しますと

相動筋と呼ばれる関節を動かす役割を担う筋肉は力強く動くのですが

関節内が不安定な状態だと彼らの大きな力が

関節を痛めつける役割をするばかりか

スムーズに動かない関節を動かそうとより大きな力を出さざるを得ないために

自らもダメージを受けることがあります

 

我々がお話を伺うとき

痛みのある場所を尋ねると表層にある相動筋をいわれて

深層筋にある痛みは気づかれていないケースが多々あります

私が触って初めて痛みを感じることも稀ではありません

だからクライアントの話を聞いてそのまま受け止めるようでは

本当に悪くなり始めたポイントを知らずに施術してしまう恐れがあります

だからある程度推定的に関節の安定性を作る深層筋も悪くなっているという前提をしておいてから

施術の手順と量的な・質的な要素を考慮苦する作業が必要だと考えています

 

もしその前提が間違ったものであれば

あとからいくらでも修正は効くのでそういう事態も想定しながら施術すれば

いろんな状況に対応できるというわけです

 

いずれにしても身体が動くメカニズムを理解することは

施術の方針を決める上で重要な要素だと言えます

 

 

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2022/05/30

マスク

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今年も夏がやってきました

外出時マスクを着用していると暑く感じたので

夏用の通気性のいいマスクを購入しました

通気性のいいマスクってどう考えても矛盾があるように思うのですが

もとよりウィルス感染防止には効果がないと考えていて

むしろウィルスに感染していることを前提に感染拡大防止のためという

いささか消極的理由と日本人が得意とする同調圧力に屈してマスクをしているというのが本音だったりします

だから通気性のいい効果が期待できないマスクも

「安心してください履いてますよ」的なポーズであることは否定できません

ある芸能人が「マスクはパンツみたいなもの」と言ったそうですが

一つの社会常識として確立しつつある習慣なので

理屈はともかくマスクをしていないのはパンツをはかずに人前に出るくらいの感覚になっているのかもしれません

 

それでもどういうわけかメディアでは

マスクのリスクを伝え始めているんだそうです

腸に存在する日和見菌のように状況に応じて態度を変えているみたいです

何か同調圧力を覆さないといけない理由があるんでしょうか?

メディアの事情なのか、お国の事情なのかはハッキリしませんが

マスクを取り巻く環境が変化しつつあるようです

そしてその効力がどこまで通用するのかも今後注目していきたいと思います

 

ちなみに私が買ってきた夏用マスクは

涼しいですがサイズがやや小さいため耳にかけづらいのと

縫い目が鼻に当たって形がついて取れないという難点があります

もちろん今まで使用してきたインナーフレームやノーズクッションは利用できません

長時間着用するのも厳しそうです

 

 

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2022/05/29

Both Sides

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Both Sides フィル・コリンズ

久々の中古CD あさりです

驚いたことに110円から198円になってました

物価高騰の折から致し方ない部分もあるんでしょうけど

このタイミングとばかりに便乗値上げされる業界も少なくなさそうです

もちろんこのお店がそうだと言ってるわけではありませんよ

土台110円でCDを買おうという根性がみすぼらしいのであって

文句を言うなら金払えといったところではないでしょうか?

 

さてジャケットにインスピレーションを感じて購入した本作品も

なかなかのヒット作だったそうで

フィル・コリンズというアーティストも80~90年代に大活躍だったそうです

 

ジャケットを見ても音楽を聴いても

硬派のにおいが漂ってきます

編曲もシンプル、音楽的にも無駄なものをそぎ落とした潔さが伝わってきます

男くささってイマドキ流行らないでしょうが

エリック・クラプトンのそれと同じものを感じます

 

 

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2022/05/28

キスと豆腐の煮物

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近所のスーパーではキスを売ってません

子供のころは揚げ物か煮物で食べた記憶があります

とりわけ豆腐や長ネギと煮込むと

とてつもなく美味い煮汁になります

母親がよく作ってくれた思い出の味

今回は釣りたての頂き物でチャレンジ

 

キスをあらかじめ塩を振ってグリルで焼いていきます

同時に長ネギもフライパンで焼き色をつけ

その間に出汁をとって煮汁を用意

あとは鍋に入れて弱火で煮込みます

強火だとキスが煮崩れしやすいので注意

でも結局何匹かは煮崩れしました

 

木綿豆腐も旨い煮汁を吸い込んで絶品

淡白なキスも上手く煮込めば上品な味になります

 

 

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2022/05/27

メディアの力

ドクダミ茶を飲み始めて4年

今では買うだけではなく自分でドクダミを栽培し

ドクダミ茶を作りだしました

何事もやり始めたらエスカレートするのが良くも悪くも性分となっています

 

最初は脳梗塞になった父親の血管をキレイにする目的で飲み始めました

「十薬」と呼ばれるドクダミの様々な薬効に

当分続けるつもりで飲んでいます

 

しかし当の本人は出されるから飲んでいるという感じ

喉元過ぎれば熱さを忘れるの典型で

自分の血管のためという目的も覚えていないほど

しかしそんな父親が「テレビでドクダミ茶の効能を説明していた」と大はしゃぎ

私の言葉は右から左でもテレビの言うことだったらありがたがって信じます

私を含め昭和の人間ってテレビや新聞などのマスメディアには絶対的な信頼がありました

「テレビで言ってたから間違いない」

こんなセリフもよく聞きました

 

テレビ局も新聞社も営利法人

儲けてこそ会社は安泰

幾度となく事実よりも視聴率がとれたり新聞が売れたらそれでいい

そんな姿勢を感じつつ10年ほどマスメディアからは遠ざかるようになりました

世間でも次第にそういう風潮が広がり

昭和の時代とはスタンスが変わってきたようです

 

それでもなお自分が毎日飲んでいるドクダミ茶を紹介されたら

小躍りする勢いで嬉しそうにしています

それでも明日になればドクダミ茶の効能なんて忘れてしまっているんでしょう

 

まだまだ上の世代の人には絶対的な信用があるのを見たような気がします

腰痛館がブレイクするきっかけとなったのも新聞記事で取り上げられたことがきっかけ

当時はひと月先まで予約が埋まったものの

その効果がなくなると潮が引いたかのように元に戻りました

ありがたいもので実際に施術を受けられた方には喜んでいいただいたようで

そのままリピーターとして通い続けていただいたおかげで

経営的にも安定してきたのを覚えています

 

偉そうに批判する割りに恩恵を受けたのも事実

与えられたチャンスを活かしてものにして軌道に乗せたのは自分の力

ちゃっかりとそんな風に思ってはいますが

そのチャンスさえなければゾっとするのも事実

 

なんやかんやいってもまだまだメディアの力は侮れません

 

 

 

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2022/05/26

生きる力ってなんですか?

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生きる力ってなんですか?  おおたとしまさ

私が小学6年の時授業中に

「先生、トイレに行ってもいいですか?」

と聞いたら叱られてしまいました

授業中トイレに行くことに対して叱られたのではありません

「先生が『行くな』と言ったら行かないのか?」といわれ

「自分の意思はしっかりと言いなさい」と諭されました

この言葉に感じるものがあって以来自分の考えはしっかりというようになりました

少々それが過ぎるきらいもありますが

大人になって子供を育てるときも

自分で考えて、自分で判断して、自分で責任をとることは伝えたつもりです

 

「生きる力ってなんですか?」というタイトルの通り

各界の著名人がそれぞれの「生きる力」について思うところを述べられたものです

7人の論客が各々の考えで強く生きるために何が必要なのかを語ります

そこには何のつながりも感じませんが

逆にリアルな感じがしました

一つの結論や法則性でくくられると嘘くさいものになりかねませんが

読み手一人一人が心に刺さる言葉があれば本書を読んだ意義があると思います

「生きる力」という命題はすなわち「どう生きるか?」ということにつながると思います

 

冒頭に申し上げた私の体験談は

担任の先生の一言が人格形成に大きく影響し

自分自身の生きざまの骨格を形成したと思います

それも一つの「生きる力」であり

人それぞれの「生きる力」があってしかるべしだと思います

 

書き手の体験談はそれぞれの考え方の中で熟し

生きるための太い柱になっていることが伝わってきます

 

読み終えてすぐにもう一冊注文しました

我が家の新米パパさんに読んでほしくて買い求めました

さて何か刺さるものがあるでしょうか?

 

同じタイトルの本を買おうとして間違って注文してしまったのですが

こっちを選んで正解だったと思います

 

 

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2022/05/25

備忘録

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この夏初めてクーラーをつけました

5月に入って夏らしい日もありましたが

クーラーをつけるほどでもありませんでした

早い年ならGW中に冷房をするときもありましたが

今年に限っては2週間前まで朝には暖房を入れるほどでした

どうも気温が上がりきらないかんじがありました

でもさすがに5月末ともなれば本格的な夏の暑さが襲ってきます

 

毎年どのタイミングで冷房を使うか気にしてますが

2022年は5月24日解禁となりました

まあ、本格的に使うのが7月半ばになってからですけどね

 

 

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2022/05/24

メリット デメリット

この間ネットを見ていると

玄米のデメリットを紹介していました

玄米といえば健康食品的なイメージがあるんですが

白米と玄米の違いは糖質だけではなく糠に含まれる

ビタミン・ミネラル・食物繊維などがメリットとして言われてますが

玄米とて糖質が多いことは変わりありません

だから同じ量を食べていたら糖質の摂りすぎという問題は残るという説明

 

まったくその通りかもしれません

「白米よりはマシ」と言われてましたが

本質的には同じものなので

強調されるメリットばかりが耳に入り

デメリットについては触れられないことが多いということに気づくべき

そういった主張をされていました

 

健康のための方法論は様々なメディアから目にします

その多くはほとんどメリットだけ伝えて

デメリットにはほとんど触れていないもの

たいていの健康法や体にいい食べ物には裏表があると思っています

試してみたけどダメだったという話をよく聞くのですが

メリット・デメリットを比較衡量することなく

メリットに飛びつくと成功の確率は下がります

長く続けるためにはしっかり情報を精査して上手くデメリットを回避してこそだと思います

 

私がやっている手技だってメリットもありますしデメリットもあります

いいことだけを期待してくる方がほとんどですが

それでも後から「聞いてないよ~」って事態にならないために

できるだけマイナス面もお伝えするように心がけています

だからこそ長年リピートなさる方も多いんだと信じていますし

デメリットを分かっているからこそ

上手く回避していただいてメリットを享受される方が多いと思ってます

 

耳障りのいい言葉に飛びつくと思っていたような結果は出ない

そう言い聞かせておけば後悔せずに済むかもしれません

 

 

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2022/05/23

心をひらく体のレッスン

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心をひらく体のレッスン モーシェ フェルデンクライス 

先日読んだフェルデンクライスの自己開発法の実践編

総論部分だけでは中途半端な気がして読みました

 

フツウのレッスン本だと思って読めば

筆者の思いや考えが随所に出てきて

具体的なメソッドよりもそちらに興味が移ってしまい

肝心のレッスン内容はほとんど頭に入っていなかったのが正直なところ

それだけフェルデンクライスの考え方がしっかりしているので

読みごたえがありました

 

随所に登場するのは身体のつながりであったり

様々な機能と別部位の関連性

とりわけ胸郭が骨盤と頭や腕を結びるけるものとしての発想は

すごく腑に落ちる解説に感動

 

話がインド哲学にまで及ぶのですが

それが脱線ではなく筆者の身体感に帰着するあたりは

単なるボディワークとは一線を画す雰囲気

アレクサンダーテクニークも同様ですが

単にワークのレッスンを覚えるよりも

身体に対する意識の向け方を前提とすることがわかります

 

結局筆者の考え方が気になって

肝心のレッスンがないがしろにしてしまった私の読み方は

ちょっと雑な感じで反省する次第です

読む以前の興味と読んでいる最中の興味が別のところに行ってしまった

私の目移りがこの本を違うものにしてしまったかもしれません

時間がたってからもう一度しっかりと読んでみたいです

 

 

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2022/05/22

OLD CALENDER~古暦~

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OLD CALENDER~古暦~ 風

間違いなくこのアルバムが聞いた回数が一番多いはずです

当時、はレコードでレンタルショップで探してきて

カセットテープにダビング

そのころから世に出だしたSONYウォークマンは

高価だったのでパチもんのプレイヤーで聞いていたものです

学生時代の通学時間が片道2時間半

幾度となくこのアルバムに耳を傾けたものです

海岸通りの電車道というロケーションもピッタリ

テープが1時間ほど置いた茹で置き麺のように伸びても

これでもかというほど聞いたものでした

 

それから数十年たってこの手の音楽を聴くこともなく

すぐに目移りする性格も相まって忘れていたんです

でも突然聴きたくなってCDを購入

むかし一世を風靡した「風」というフォークユニットのベスト盤

そういった位置づけではなく

後にAORに傾倒していったしょーやんの兆しともいえるアルバム

懐かしい曲ではありますがフォークソングの殻を破り

見事に別物にしたアレンジはそれだけで聞く値打ちがあるというものです

 

むかしヒマがあれば弾いていた「海風」のイントロも

すごくカッコよく今の時代に聴いても興奮してしまいます

もう一度聞けて良かった

そんな風に思ったアルバムです

 

 

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2022/05/21

マグロのカルパッチョ

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気温が上がると冷たいおかずが欲しくなります

魚は刺身が一番美味いとは思いますが

たまには手の込んだこともしたくなります

 

ポキと並んでよく食べるのがカルパッチョ

ホントは魚ではなく生肉を使うそうなんですが

日本ではやはり魚の方がしっくりきます

 

マグロを切ってお皿に盛りつけて

岩塩をゴリゴリして下味をつけます

オニオンスライスはオリーブ油・バルサミコ酢・塩・レモン汁を混ぜ合わせしばらく漬け込みます

 

味が染み込んだオニオンスライスをマグロに乗せ

自家製のイタリアンパセリとカイワレをトッピング

最後に黒コショーをゴリゴリして完成

薄味に仕上げましたがタマネギに味が染み込んだので美味しかったです

 

 

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2022/05/19

とんぼ返り

ここまでさほど忙しくなかったんですが

GWが終わってからの繁忙期

このタイミングで忙しくなるのは珍しいことです

たいていGWが終わればピークも終わり

そんな感じで油断してたらまさかの展開

 

ひと通り予約もこなし

あとは買い物とばかりに出かけたら

店につく前に電話が鳴ります

お急ぎの様子だったので

その場で踵を返し職場に戻り準備をします

 

ここのところ何日か続けて買い物途中の電話

固定電話から携帯に転送するボイスワープの面目躍如

おかげでビジネスチャンスを逃しません

しかし居るときは電話が鳴らないのに

いざ出かけると電話が鳴るというのもへんな具合

このご時世贅沢は禁物

サッサと帰って仕事仕事

 

 

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2022/05/18

部分と全体

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月刊トレーニングジャーナル6月号

今月の特集は「部分と全体」

「全体は部分の総和にあらず」なんて言葉がありますが

一つ一つの積み重ねが単なる総和にとどまらず

別の要素を生み出すこともあるということの例えとして使われます

然るに部分部分を精査することが全体としての目的を達成せしむるに不可欠であることも事実だと思います

 

本特集においては目的を高い次元で実現するために

部分という要素を従来と異なる観点で見直し

従来からの問題点を克服するという試みが紹介されています

 

理学療法における運動学習で理学療法士がクライアントの意識付けを変える方法論が紹介されています

運動時に外向きに意識させるか、内向きに意識させるかで

内に意識を向けさせる指示IFA(internal focus of attention)と

外に意識を向けさせる指示は EFA(external focus of attention)

とに分類しIFAにより無意識下での動作を意識下に置くことで

気づかなかった問題点を明らかにするやり方を比較検討されています

 

とても難しい問題なんですが

誰もが自分の動きを正しいものと認識しながらも

実際には正しく動くことができないものです

世間一般では「下手」とか「不器用」という言葉で済まされますが

運動療法においては本人が正確ではない動きに気づくことなく

無意識下で正しくない動きが完結されている状態では

問題点に気づいていないので修正がしづらいという難点があるのですが

いったん意識下において問題点の認識をするという試みです

 

私もそういった理論は初めて聞きましたが

実際肩関節の可動域制限を本人に理解してもらうために

似たような手法を取っていることもあるので

何となく理解できましたが

実際この記事を読んでみてその難しさに心底理解できたのかは疑問です

 

でも動作の意識・無意識という命題には多くの研究者が様々な意見を展開されていますが

こうやって具体性のある理論で実践運用されることで

さらに研究が深まりそうな予感はします

私がついていけるかどうかは怪しいもんですけど

 

 

連載コラム『身体言葉に学ぶ知恵』

今月のテーマは「目利き」

視覚から得られる情報は人間にとってとても大切なのは言うまでもありません

しかし同じものを見ていても

見る人のフィルターによって

まったく違う情報が得られます

世間では「目利き」といいますが

その差はどんなところにあるのかを考えてみました

 

 

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2022/05/17

ドクダミ茶

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ドクダミ茶を飲みだして5年目になります

きっかけは父親が脳梗塞になったことで

血管をキレイにしてくれるドクダミに目をつけました

 

臭いもキツいので気が進まなかったのが正直なところですが

古くから十薬と呼ばれ民間療法の中でもエース級の効果・効能があります

胃腸病食あたり下痢便秘利尿、腫れ物吹き出物皮膚病

煎じて飲めば高血圧動脈硬化の予防作用、抗炎症鎮静作用、駆虫作用

とまあいいことづくめの解説がウィキペディアに載ってました

 

買うと高いんですが、家で作れば多少の手間はかかりますがただで作れます

去年からドクダミを栽培して育つと刈り取って

水洗いしてゴザで干して10日間

細かく切ってから炒りして完成

意外なほど香ばしい香りがして

あの臭みはどこへやら

フツウに飲んでも美味しいドクダミ茶の完成です


今年は早い目に刈り取ったので6月くらいにもう一度収穫できるかもしれません

 

 

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2022/05/16

ミルトン・エリクソンの催眠療法入門

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ミルトン・エリクソンの催眠療法入門 W・H・オハンロン M・マーチン 

最近はあまり見ることはありませんが

私が子供のころよくテレビで催眠術をやってました

催眠術にかけて人を意のままに操る

そんな番組を何度も見まけました

ひとつ気になっていたのは催眠術をかけるのはマジシャンだったこと

当然インチキかどうか疑うのには十分な理由でした

 

そんな興味もいつしか薄れていたんですが

たまたま見つけたこの本

レビューを読んでもインチキっぽさはなく

真面目な学術書の体でがどうも気になったので

子供のころの疑問も復活して興味を持ちました

 

本書にはTVショーの催眠術がインチキかどうかは書かれていませんが

催眠術というより心理療法としての催眠療法として

現実に用いられたものに対する解説書でした

 

本書のポイントとなるのは無意識の中に潜む問題点を見出し

それを解決しようとする試みというのが私が得た感想です

心理療法の対象となるのは本人が気づかない無意識下にあるものを

引っ張り出してくる方法論が実に学術的に述べられています

 

私が気になっていたテレビでやってた催眠術とは全くの別物

同列に扱うこと自体失礼なことだと思いました

こういう種類の心理療法は何冊か読んだことがありましたが

それらと同様に無意識の重要性を感じずにはいられません

論理療法・フォーカシングなど様々なアプローチにより

無意識に対する研究がありますが

フロイト以降多くあらわれた研究の一つのようです

 

 

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2022/05/15

It’s Monk’s Time

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It's Monk's Time セロニアス・モンク

モンクのアルバムを初めて聞いたのは23~4のころ

ちょうど初めて興味を持ってジャズを聴きだしたときでした

なんかフツウのピアノとは違う感じがして心惹かれました

 

エレガントな雰囲気で演奏する奏者が多い中

鍵盤を叩きつけるような奏法はまるでパーカッションみたいで

詳しい音階のことはわかりませんが

ちょっと外れたようなメロディーで

すごく尖っていた感じが魅力的でした

 

モンクの演奏はちょっと聞いただけでも識別できるほど個性的

どうもこういうアクの強いのが好きなのは

私自身の性格に由来するものでしょうか

 

 

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2022/05/14

ブッタネスカ

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パスタの名称は職業由来のものが多いと聞きますが

ブッタネスカは「娼婦風パスタ」がその名の由来

なんでそんな名前がついたのかはイタリアの方にお尋ねください

 

レシピも見るものでちょっとずつ変わるので

イタリアらしい融通の利き方を感じます

 

とりあえずパン粉をオリーブ油で炒めて皿に移します

再びオリーブ油でニンニクを加熱して鷹の爪・アンチョビをいれ

トマト缶を入れて煮詰めます

黒オリーブを入れ塩で味付け

あとはパスタに絡めて完成

皿に盛ってパン粉をトッピングすれば

香ばしさとサクッとした食感が自己主張

 

比較的安い食材でも工夫次第で美味しくなります

 

 

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2022/05/13

ブラウザ

腰痛館をオープンしたときにパソコンを買いました

パソコンは初めてではなかったんですが

インターネットにつないだのはそれが初めて

ブロードバンドという言葉と同時にISDNが普及し

初めてネットの世界に足を踏み入れました

 

インターネットエクスプローラーを皮切りに

ファイヤーフォックスなど様々なブラウザを使うようになりました

根がひねくれものですので

人様が使うものとは違うマイナーなブラウザを使う習性があります

 

最近ではchromeからIronというブラウザに乗り換えました

Ironの良さは広告を排除してくれること

ネット環境でも広告はウザイ存在です

広告さえなければ動画の視聴中に水を差されることもないので

とても快適に利用しています

 

ところが問題は動作環境の中にIronが入っていないと

けっこう面倒なことになります

よく「推奨の動作環境」という表示がありますが

ついつい当たり前になっているので無視してしまいがち

それで思わぬトラブルもあるので

自分がマイナーなブラウザを使っているという認識は必要です

 

 

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2022/05/12

業態変更

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ニンニクの醤油漬けを買いました

買ったのはヨドバシカメラ

30年前だったら誰がヨドバシカメラでニンニクを買うなんて想像したでしょう

 

大学時代会社法を習ったとき

会社には定款があって会社の目的を記載しないといけません

カメラ屋だったらカメラの販売てな具合で

業種を定款に記載し法人登記をしなければなりません

しかしその条文の解釈はすごく緩やかで

会社法を教わった大隅健一郎博士が最高裁判事を務めているとき

法人の政治献金を認めたことから法人の目的がユルユルになったと記憶しています

 

だからヨドバシカメラでニンニクを売ってもアリなわけで

諸行無常の世の中で業態変更なんかは当たり前の時代になりました

スーツの製造販売の会社が飲食に進出したり

ちょっと前なら考えられないような事態になっております

 

むしろ生き延びるために自らを変えるというのは

自然の摂理ともいえます

 

整体屋になった私も数十年前はアパレル系の社員だったわけです

今のままで落ち着くのもアリですが

十年先にどう変わっているかは予測もつきません

アイドル歌手になっているかもしれませんよ

 

 

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2022/05/11

右前

昔取った杵柄なのか習性というべきなのか?

服を買いあさる悪癖があります

コロナ以降外出もままならない状況で

お出かけの機会が激減した中でも服を買う

元アパレルの性ともいうべき衝動が私をして制御不能に至らしめるのです

 

そんな中たまたま入ったショップで見つけたのがスタンドカラーのシャツ

今年のトレンドともいえるデザインや素材感が気にいって衝動買い

持ち帰って試着して慌てたのはレディースだったこと

普段からデザインが気に入ればレディースでも購入するのですが

シャツの場合ボタン位置が左右さかさまになります

それ自体は気にならないのですが

着るときや脱ぐときに上手くいきません

 

世間一般で言えば「慣れ」の問題なんですが

掘り下げれば神経系が構築されていないことになります

小さなお子さんがボタンを上手く止められないのも

まだ細かい作業をするための神経系が構築されていないからなんです

大人になってボタンもとめられるようになり靴紐もちょうちょ結びができ

包丁で食材を刻むのも上手になってきましたが

それもこれも失敗を繰り返しつつ何度も練習することによって

だんだんそれらの動作をするための神経系が構築されたからです

運動や踊りなど体を使うことには練習が必要です

それをこなしてこそ上手にできるのは大人も子供も同じ

ただ学習のスピードは格段に違いますけどね

 

右前のシャツのボタンをとめるとき

神経系を構築しないとと思い

他のシャツより着る回数が増えています

 

 

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2022/05/10

GWあるある

GWも終わりました

ここ2年ほどコロナウィルスの影響で

行楽も自粛された方も多かったですが

今までのGWでもっとも感染者が多いにもかかわらず

お出かけの方が多いのは皮肉な話

 

QWといっても昔ほど予約が全部埋まるということもありません

それでも普段よりは忙しかったので

妙にバタバタしていました

 

GWといえばお出かけの方も多いのですが

家で普段できないことをなさる方もいらっしゃいます

毎年ガーデニングや家庭菜園など植物に触れる方も少なくありません

ホームセンターに行っても園芸コーナーはレジに行列ができています

 

で、問題は普段あまりしない土いじり

私も家庭菜園が楽しみですので気持ちはわかりますが

あれもやってこれもやってとついつい時間が長くなります

普段使わない筋肉を使うだけでも後が大変なのに

何時間も続けると腰が痛くなってしまったりします

 

子供がゲームをやるときみたいに夢中になっているので

疲れていることにさえ気づきません

たいてい気づくのは翌日以降

動くと痛むようになって慌てて来られるといったパターン

これはもう「GWあるある」の一つと言ってもいいかもしれません

 

ある程度年を取って普段しない作業をすれば

後日エライ目に合う

そういうことを自覚しながら楽しんでいただければ悲劇は避けられます

 

私もGWの間にコンポストをセッティングしたり

モロッコ豆をポットに植えたり

山椒の苗木を移し替えたりしてました

でも毎日少しずつの作業なので全く影響はありません

 

趣味も没頭するのではなく計画的やった方が

楽しみばかりになります

 

 

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2022/05/09

緊張の痕

「緊張と緩和」

今は亡き桂枝雀師匠がよく使われていたワードですが

この場合もっぱら心理的な状態をいうわけですが

心と体は不可分一体であり

心理的に緊張をしていると肉体にも緊張がもたらされます

それ自体悪いことではなくむしろ身体も緊張状態に置いておいた方が

いざというときサッと身体が動くことができ

危機から逃げることも可能になります

 

しかし問題は度の過ぎた緊張状態は身体にも影響し

肉体的な不調をきたします

私の仕事の中でも大きなウェイトを占める事項です

これといった原因もなく起きる体調不良には

運動不足や老化現象が多いことはここで何度も取り上げていますが

それと並んで過度な緊張がもたらす体調不良は必ず押さえておくべきポイントだと言えます

 

話を聞かずとも身体を触れば運動不足や老化現象のそれと

心理的要因で過度な緊張がもたらす体調不良もある程度読めるようになりました

心理的要因といってもカウンセリングは私の仕事ではありませんので

もっぱら身体に対するアプローチで問題解決を図ります

 

とはいえたいていそういったケースでは

10年単位での継続的な緊張状態が原因となっていることが大半なので

一朝一夕に問題解決ができるわけではありません

場合によっては何年もかけて少しずつ量的な変化を重ねていくといった地道な方法に頼ることも少なくありません

 

長年かけて作った心の傷痕は時間をかけて溶かすようにアプローチしないといけません

 

 

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2022/05/08

I Got Rhythm!

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I Got Rhythm! Django Reinhardt & Stephane Grappelli

ジプシー・スィングといえばやっぱりこのお二方

ジャンゴ・ラインハルトとステファン・グラッペリ

最近はガッツリ聞くというよりも

BGMとしてかけ流し的な聞き方が増えています

 

けっこう様々なコンテンツでBGMとして使用されていることが多く

あらためてこういう場の雰囲気づくりみたいな聞き方もアリかなと思うようになり

ながら作業をするときに流しています

 

こだわりがないからこそ気楽に聞けるというのも悪くありません

むしろYoutubeなんかで音量を抑えて

サラッと流しているとそれだけでおしゃれな雰囲気が醸し出されます

 

クラシックの名作をBGMとして聞くことも多いのですが

いい音楽はどんなシーンでも存在感があるということなんでしょうえ

 

 

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2022/05/07

ポテトサラダ

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新じゃがと新タマネギの季節です
ポテサラはマストメニュー

今回は新じゃがと新タマネギのほか

ベランダで採れたセロリとカリカリベーコンを入れました

最近マヨネーズ主体の味付けではなく

タップリアンチョビペーストも入れました

 

食べてから気づきましたがベランダからイタリアンパセリ採ってくるの忘れてました

 

 

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2022/05/06

スポーツ心理学の話題

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月刊スポーツメディスン240

スポーツの世界でも心理学が取り入れられるようになり

ずいぶん年数がたち浸透しつつあるように思います

ただこういった研究は大きな広がりを見せ

アスリート個人の心理から

チームという集団における心理学も研究対象となっているようです

 

この問題はスポーツチームにとどまらず

会社や様々な組織でも同じような問題を抱えているところは少なくありません

ある意味では一般の方にとっても身近な問題であり

組織として個々が抱える問題から組織全体の機能性にまで話は及びます

個人個人が団体におけるストレスを抱えていても

個人の問題として捉えれば無視する方向にいきがちですが

研究によると組織全体のパフォーマンスにも影響することが明らかになっています

 

一致団結した組織の強さはスポーツならずとも

感じたことがある方も多いのですが

いざ組織における個人のストレスにどう対処すべきかという

具体的な方法論については知らない方が圧倒的に多いだろうと思います

こういった研究が進めば企業などにも活用できるでしょうし

集団のあり方の変革にもつながる可能性を感じます

 

もう一つの特集記事は審判の心理に言及されています

ともすれば選手やチームなどプレイヤーばかりに目がいきがちですが

スポーツにおいては審判も重要な構成員

最近プロ野球において審判が選手に詰め寄ったということが話題になっていますが

その多くは選手から見た意見が多く

審判の心理について言及されているのはわずかのようです

本特集を読んで審判の心理や重要性を再確認しました

 

 

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2022/05/05

子供の日

お勤めのところによって違いがあるみたいですが

暦通りにいけば本日が連休最終日

因果なもので学生時代のアルバイトの時から

GWは稼ぎ時という感覚が染みついております

イマドキ「紋日」なんて言葉も耳にしなくなりましたが

人様が休むときは仕事が忙しくなる

分類でいえば我々もサービス業になりますので

やはり頑張らんといかんとなるわけです

 

コロナ以降遠方からのご来院が減りましたので

むかしのように10日間ほど全部予約が埋まるということもなく

比較的穏やかに休み休み仕事をしております

孫が遊びにきたり、地方で暮らす甥っ子も帰省したりで

それなりに忙しく楽しく過ごしています

 

還暦も超えたんでこういう穏やかな生活も悪くはないと実感します

明日以降はヒマを見て五月人形のお片付けもしないといけません

以外にやることが多いのでヒマになったという感じはしないのですが

マイペースで過ごすGWは実に快適だったりします

 

 

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2022/05/04

左右非対称

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私がこの世界に入ったころ

「骨格の歪みが病気の原因」という考え方が多かったように思います

カイロプラクティックを中心とする発想ですが

オステオパシーにおいてもそのような考え方をする人が多数だったかもしれません

私が師匠から習った技法も骨格の変位を矯正する目的があったようです

 

骨格図のような左右対称を良しとして

骨格の変位つまり骨がズレて非対称になることが痛みの原因とばかりに

骨格の変位を見るところからスタートしたのは私も同じでした

 

ところが現場での経験が増えるほど

骨格の変位は当たり前のように存在し

一つ一つ矯正してたらきりがないと感じるようになりました

というのも骨格の変位があれば痛みが出るのかといえば

意外とそんなことがなく

骨格の変位にも量的・質的な差があると考え始めました

それから主訴にかかわりのあるところだけ矯正するようになったんですが

勉強を重ねるうちに身体の左右で機能の違いがあることに着目しました

誰もが右利き左利きがあるのはご存じでしょうが

例えば右利きの方は動作を右の方から始め

左は身体を支えるという異なる役割があることを知りました

 

とりわけ足腰に関しては左足を中心に身体を支えてこそ

思う存分に右足を動かすことができます

つまり支える側と動かす側の仕事が違うわけです

当然そこで使う筋肉も左右で違ってきます

これを長年やってると負担のかかる筋肉や部位が左右で異なる方が自然であって

左右対称ということに焦点を当てすぎると不自然なことになりかねないと考えが移っていきました

身体を動かす昨日の差は筋力・疲労などにおいて左右非対称をもたらすものです

それを踏まえた上で骨格のズレを見るのは必要だと思いますが

左右対称自体が目的となることにはちょっと待てよとなるわけです

誤解のないように申し上げると

骨格のズレが良くないことは否定するつもりはありませんが

それだけを金科玉条にしてしまい他の要素を勘案しないと

身体の営みの現実問題を無視することになりかねません

 

今私が施術中に考えることは

この人は普段どういう動きをしていて

筋力的な問題や年数を重ねた勤続疲労を考えたうえで

骨格の左右非対称を見るかを追求しています

そうすれば骨格のズレを矯正するだけではなく

なんでズレて、どうすればズレないように日常生活を送れるのかを見つけ出すことができるように思います

 

正直言って骨格のズレはいくつもある問題点の一つに過ぎないと思っています

身体には生活習慣が刻み込まれています

場合によっては心理的要素が絡んでくることも少なくありません

気温・気圧など外的要因も相当数あります

そして何よりも現時点でのその人の体力は見過ごせない要素です

しっかりと見ないといけない要素はもっとあるのでしょうか?

そういう意味ではまだまだ分からないことだらけなんですが

一つ言えることは年数を重ねることで注目すべきポイントが増えてくるということです

 

 

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2022/05/03

何もしてないのに痛くなった

私達が意識的に体を動かすときには

たいてい何らかの目的があります

物を取る・立ち上がる・歩く

日常生活の中で数限りないほどに様々な目的をもった動きがあります

スポーツやダンスなど特殊な動きを除いては

誰からも教えられることなく当たり前にできます

 

この「当たり前」だと思っている動きには

数多くの筋肉が作用して完結されることに気づいていないだけなんです

それに気づくときはたいていケガなどで動けなくなって初めて「アレっ?」と感じるのです

それまで個々の筋肉の作用なんて考えたこともなかったのに

いつものように動けなくなって初めて意識下におかれることになります

 

それならば普段はきちんと動けているのかといえば

意外なほど上手く動いていなかったりします

「あまり器用ではない動き」と言い換えればイメージしやすいかもしれません

要するに普段難なく動けているのは理想的な動きとは程遠いものであることも知っておくべきかもしれません

 

一つ一つの目的を持った動きは「統合された動き」だと認識していただきたいのですが

多くの場合足を引っ張ってるヤツもいるということです

動くの目的さえ果たせば足を引っ張るヤツがいても

そこはチームプレーみたいなもので

全体でカバーしているのですが

それも回数を重ねれば、年数を重ねれば

どこかに負担がかかりいつしか疲弊しそこにも問題が生じます

それでも身体はフツウに動けるからスゴイのですが

たまりたまれば故障につながりどこかが痛み出します

 

足をひねって捻挫したとかどこかにぶつかって骨折したとか

原因がハッキリしている障害であれば理解できるのですが

腰痛館にお越しになる大多数は何もしていないのに

突然痛み出した、いわば原因不明の痛みが大多数

 

何もしていないから痛いのはおかしいと考えがちですが

私らから見れば「統合された動き」のどこかに問題点があり

長年気づくことなく放置された結果

しわ寄せがいったところからほころびが出て

その部分が直接痛み出す場合と

統合された動きの全体のバランスが損ない

関連するところ全体か一部に痛みが出る場合があります

 

実際に触ってみれば痛みはなくても

全体が悪くなっているケースを多く見受けます

 

「何もしていないのに痛くなった」

不思議そうにおっしゃる方が多いのですが

謎を解き明かしてみればこういうところに原因があるわけです

 

 

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2022/05/02

お口の取扱説明書

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お口の取扱説明書 吉田渉

「食」は動物である私達人間にとって生命線ともいえる営みです

しかし昨今食べることが原因となって健康を害することが問題視されています

ありとあらゆるメディアで食が論じられるようになりました

もっぱらその対象は食べるものの質と量の話

ともすればその問題をクリアするだけで健康が維持できるとお考えの方も少なくなさそうです

 

しかし「食」にはもう一つの問題が存在します

それは「食べ方」もっと絞り込めば「咀嚼」という

食に欠かせない動作も健康な体を維持するのに大きな問題が存在すると著者はいわれます

 

「よく嚙んで食べなさい」と子供のころから躾けられましたが

それは回数やゆっくり落ち着いて食べることを目的とすることであるのですが

意外と噛む力については論じられることはありません

本書は強い力で噛むことの弊害を具体的な例や数値でも表し

あまり世間で触れられることのなかった問題点に警鐘を鳴らします

 

実は数年前に「カラダの取り扱い説明書」という本で

これらの問題について解説をされているのを読みました

とてもわかりやすい内容で十分納得できたと思っていたのですが

本書を読んでさらに奥行きの深い内容に驚きました

いい方は適切ではないかもしれませんが

前作は一般人向けのわかりやすい説明とするならば

本書は専門家が読んでも読みごたえのある内容です

こんなに深い話であったことを知り食らいつくように読みました

もちろんゆっくりじっくり咀嚼しました

私らでもたまに口の開閉の施術をすることがありますが

それとの関係であったり

最近私が興味を持っている舌の動かし方についても

今まで知らなかった情報が満載

歯科医の本気を見たような気がします

 

私が欲するようなマニアックな話よりも

一般の方にもわかりやすい解説は

専門的ではあるけれど理解できないというものとは真逆の立ち位置

これでもかというほど具体的で容易に理解できる表現は

読む人にとって優しいものだと言えます

 

読んだだけでできるものではありません

固形物を咀嚼するようになって何十年というクセが身体に染みついています

ちょっとやそっとで実行できるとは思いません

だからこそ中途半端な理解ではなく

とても大切なことだと心に刻み込んでこそ

時間をかけて習慣化しようというモチベーションも生まれてくるでしょう

 

「〇〇を食べたら健康になる」とばかりに

食材に目を向けておられる方にも

噛み方によってはさらにプラスになる情報がここにあります

オススメしたいですね

 

 

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2022/05/01

THE BEST “Blue"

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THE BEST “Blue" Kalafina

雰囲気とノリでCDを買ってると間違いも犯します

梶浦由記の歌をYouTubeで聞いてCDが欲しい

気まぐれとノリでCDを探しているとなぜかカラフィナのアルバムを買ってました

なんでこんなことになったのか調べていると

梶浦由記自身はプロデューサー的な仕事が多く

彼女がプロデュースしたユニットがカラフィナだったわけです

その辺の関係性を知らずCDをあさっていたのですから

こういう間違いも致し方のないこと

 

アルバムを聞いてみると明らかにアニメ音楽

そっち関係も嫌いじゃないのでずっと聞いていると

知っている曲もあったからこれも何かの縁だったのでしょう

 

彼女らはプロデューサーが会社を辞めたため

何となく解散されたようです

北欧の音楽を思わせる梶浦由記の楽曲

機会があればじっくり聞いてみたいものです

 

 

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