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2022/04/05

膝関節

毎年この時期になるとあちらこちらに痛みが出て

急に忙しくなります

まず最初の作業として痛みが出ている部位を特定すること

ごく当たり前のことなんですが

痛みの発生している部位の特定がほんの少しずれただけで

痛みの原因が全く変わってくるものです

 

本人さんはハッキリと痛い場所を認識しているように思えるのですが

解剖学的にどこって特定はできるはずもありません

「だいたいここらへん」となるのですが

放散痛といって痛みが激しくなると

ピンポイントではなく痛みを感じるエリアは広くなります

 

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今のタイミングは膝が痛いとおっしゃる方が多いので

膝の骨格と靱帯の画像を様々な角度からあげましたが

靱帯や半月板だけでもポイントはたくさんあります

しかもこれらの画像は主な靱帯だけピックアップしたもので

本当は関節を覆い隠すように様々な靱帯や腱が付着しています

 

これらたくさん痛み出すポイントがある中から

絞り込むという作業をしないとその後のアプローチが

的外れなものになってしまいます

もちろんある程度痛みのパターンってありますから

全部検証することは現実にはありませんが

この作業をおろそかにすると上手くいく確率は下がります

 

長くこの仕事をやっているとだいたいこのパターンだろうって

雰囲気で分かることも多いのですが

そうでないパターンも可能性として留保しておかないと

予測が外れた時に気づかず

結果的に失敗してしまうこともあり得ます

 

いつもこういった画像を頭の中で想像しているわけではありませんが

ヒマな時にでも確認しておくことで

イザというときにパッと頭に浮かんでくるものです

実際に必要になる機会は少ないのですが

こういう準備を怠るとろくなことがありません

 

 

オステオパシー整体院 腰痛館 ホームページ

 

 

 

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