フェルデンクライス身体訓練法
身体を動かすのは自身の意思によることには異論がありません
ただ一つ一つの身体操作において多くの筋肉を意図するままに動かしているかといえば
そんな面倒なことはしていませんし
できるわけもありません
包括的ともいえる身体操作の結果をイメージするくらいで
あとはほぼほぼオートマティックに動作が完結しています
ただ現実的な問題として器用・不器用な動きがあり
必ずしも望んだ結果を得られるとも限りませんし
客観的に見て「上手い」動きができているとも限りません
熟練を要する難しい動きもあるのですが
日常の基本的な動作でさえも理想的な動きができていないケースも多々あります
日常の簡単な動きでさえというか
簡単な動きだからこそ無意識化に落とし込んだ動作パターンが繰り返し行われているようです
フェルデンクライスの発想はまず基本的な身体操作を省みて
効率的な動きができているのか
出来ていなければどこに問題点があるのかを見つけ出し
理想的な動作ができるような訓練法を考えだしました
まあ、私もサラッと本書を読んだだけなんで
根源的な部分でそれが正解かどうかわかっていないかもしれません
以前アレクサンダーテクニークについても類似のメソッドと考えていたのですが
そうではないとのご指摘を受け新たに勉強しなおした経緯がありましたので
ひょっとしたらもっと深い部分に大切な要素があるかもしれません
このブログをお読みいただき私の勘違いを正してやろうという奇特な方がいらしゃればコメントでお知らせください
(あんまりボロクソにいわないでくださいね)
さてヨガや様々な身体操作に興味があり
手当たり次第に読んでいるわけですが
この身体訓練法の特徴としては
運動生理学的な着想があるので
私らにとって納得がいきやすいメソッドだと感じました
観念的・抽象的な方法論も少なくないのですが
どうもわかったようなわからんような消化不良感が残るのですが
その点理論的にはしっくり来たのはよかったです
ただ問題は身体操作のお話ですので
頭で理解できても無意味であって
実際にやってみないと身体で理解できないのは当然
本書はどちらかというと総論的な要素が強く
各論部分ではもっと具体的ないろんなやり方があるんだろうなと思いました
結局そんな感じの本も追加注文しました
頭で理解しただけの知識ってあまり意味がありませんからね
| 固定リンク
« 機材 | トップページ | ホタテと野菜のバター炒め »
コメント