目利き力
かつて私も働いていた百貨店業界
様々なポストがある中で花形といえるかもしれません
小売り業界においてどんな商品を取りそろえているかで
お店の売り上げは変わります
外部の人にとってブランド物を仕入れておいとけばいいと考えるかもしれませんが
どういうブランドのどういう商品を置くかで店のコンセプトも変わってきますし
「流行」というものがある以上世の中の状況をいち早く察知して
他人よりも先に提供しないとダメ
筆者は有名なカリスマバイヤー
「商品を見る眼」とは具体的にどんなことか?
流行に乗るのは消費者ですが
ムーブメントを起こす戦略を持たないと大変なことになります
かつて私も多くのバイヤーを見てきましたが
トップまで登り詰めた方もいましたし
メーカーの接待攻勢にどっぷりつかり
最後左遷された人も見てきました
具体的にその職種の人にかかわってきただけに
本書に書かれたことの重みは感じます
明らかに出世したサラリーマンの役職の一つという発想では務まらない職務
「目利き力」は人間力
物に対する目利きではなくそれを作った人、それを買った人
いろんな人が見えて買ったあとの生活まで見えていないと務まらないお仕事のようです
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