滑液包
ずっと疑問に思っていたことがあります
大腰筋の走行が第12胸椎~第4腰椎から大腿骨小転子まで
ちょっと難しい話で一般の方にはキビシイでしょうね
で、問題は横から見ると大腰筋は恥骨に当たって
奥にある小転子まで行くことになります
だから大腰筋が動くとき骨に当たる部分がどうなるのか気になっていました
結局その疑問に答えてくれたのが昨日紹介したスポーツメディスン
特集記事に大腰筋と骨の間に滑液包があることが書かれていました
ちょっと考えたらわかりそうなもんですが知らないということはそういうもんで
滑液包があってくれたらいいなくらいの感覚はあったんですが
今まで見てきた解剖学の本にはそういう記述がなかったのか見落としたのか
ま、とりあえず長年の疑問は解消したわけです
先日ご紹介した3D人体模型のアプリのスクショです
腸腰筋を斜め横の角度から見てみると陰から滑液包が見えてます
滑液包とは、腱または筋が骨のすぐ上を通るとき、運動の摩擦を少なくするために、 その間にあるうすくねばりのある滑液を含んだふくろ(嚢)です
スクショで青く表示させたのが滑液包です
この位置なら正面から見れば陰に隠れるので見えなくなります
それでもう一つ新たな疑問が生じたのですが
スポーツメディスンの記事によると
滑液包は大腰筋の下にはあるが腸骨筋の下にはないという記述がありましたが
このアプリを違う角度から見ると滑液包は腸骨筋の下にもはっきりと写ってました
こういうことってたまにあるので悩む必要のないかもしれませんが
腸骨筋の性質上滑走はしないということなので理屈の上では
滑液包は必要ないとのこと
これも次の疑問として持っておくことにします
今までわからなかったことがわかるってやっぱり楽しい!
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