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2021/11/11

腰を回す

スポーツの動きで腰を回す、腰をひねる

そのような表現をすることが少なくありません

野球やゴルフのスィングなんかは腰の捻転でボールを打つ

そんなイメージを持たれていますが

実は腰は元々そんなには回りません

Screenshot_20211110130524

椎骨(背骨)の中でも腰椎(腰の背骨)は

安定性重視でできている骨なのでその形状から

椎弓と呼ばれる本体(椎体)の後ろの部分が大きく

上下の椎弓と重なり合い動く範囲が狭くなっています

 

しかしイメージ的にスィングをするとき腰を回しているような感じになるのですが

実際に動いているのは股関節だったりします

Screenshot_20211110130621

左右の大腿骨に挟まれた骨盤が捻じれることで

腰が回るような動きになっています

筋肉の問題もあって腰椎を回旋する筋肉はさほど大きな力がないのですが

大腿部や臀部そして腸腰筋などの大きなパワーを出す筋肉が働くことで

股関節の捻転ができるのですが

基本的にこれらの筋肉は縦方向に働く筋肉であって

それぞれには横方向に回旋する働きはありませんが

左右で逆の動きをすることによって股関節をねじる働きにかえます

その際に横方向の動きにリードするのが梨状筋だと言われています

とても複雑な働きなので私も納得するまで時間がかかりました

これをきちんと説明する自信もないので

とりあえずとても複雑な動きだとだけご理解ください

 

スポーツの動作で腰を回す動きがあるときは

腰ではなく股関節を意識してみると上手く動けるようになるかもしれません

多くのスポーツで足腰を鍛える理由の一つに

回旋運動の力強さを生み出すこともあるわけです

 

 

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