上腕二頭筋
上腕二頭筋といえば名前を知らずとも
力こぶの筋肉といえば多くの方がご存じのことでしょう
私も初めて解剖生理学で習ったときも
知っている筋肉が登場してホッとした記憶があります
ところがこの筋肉は意外な曲者でして
詳細を覚えるときいろいろややこしいことが多く
いっぱい勘違いをして覚えてしまい
正確にこの筋肉のことを理解したのは最近のことかもしれません
「二頭筋」という名の通り頭が二つあるのですが
身体の内側を走る「短頭」と外側を走る「長頭」
最初はこれを逆に覚えていた黒歴史があります
というのも解剖学の本を見ても短頭の方が長く、長頭の方が短く見えたからです
そして長頭は上腕骨に付着しているものと勘違いしていました
本ですから当然二次元なわけで見た目そういうふうに描かれているんですから
勘違いをしても不思議はありません
しっかりと解説を読みこめば問題はなかったのですが
電気製品を買ってもマニュアルを読むことなく
雰囲気で使ってしまうウカツなタイプなので
誤解をしてしまうのです
最近激ハマリしている3Dアプリです
靱帯などを取り去って角度を変えてみれば
長頭の付着部は上腕骨頭を通り過ぎて肩甲骨に付着しているのがわかります
この走行であれば長頭の方が長いのも一目瞭然
これで中途半端な理解だった動きの部分についても大いにナットク
それにしてもなんと複雑な構造になっているのか?
長頭の腱移行部がこすれて炎症になってしまうことも
これを見てようやく腑に落ちました
こういうアイテムがあり
これから勉強しようという学生さんは幸せですね
私ももう一度一から勉強する必要がありそうです
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