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2021/10/04

オノマトペ

仕事するうえでけっこう必要になるのは「伝える力」

もちろんこのブログで何かをお伝えするときにも必要なんですが

施術に際して現在身体の中で何が起きているのか

どういう目的でどういった施術をするのか

そして施術が終わったあと生活の中でどうすべきなのか

術者とクライアントで共通認識を持つことはとても重要です

 

黙って触ればピシャリと治す

そんな格好いいスタイルで

何かわけのわからないうちに治っていた

これはこれでアリだと思います

 

しかし原因や状況を知っておくことで

将来同じことを繰り返すことを防ぐこともできます

本人的には治ったと思っていても

再び悪くなることも少なくないので

とりわけ慢性の症状を持つ方には重要な要素だと思います

 

できるだけそういった説明は理解しやすいようにと心がけています

自分の世界観を相手に押し付けても

わかってもらえなければ無意味でしょう

できる限り術者の自己満足に陥らないよう心がけています

 

施術前には予備知識もおありではないので

可能な限り論理的に説明しているつもりです

身体の部位など専門的なワードもでてきますが

そこは全体像だけ掴んでいただければOKです

 

ところが施術中になると話し方は一変します

身体を触ることで身体感覚を共有できれば言語よりも理解しやすくなります

「ここ、グイグイきてますか?」

「ジワジワ上がってきてますか?」

「ウッとなるでしょう」

とたんに擬態語が増えてきます

おそらくお読みの皆さんには何のことかわからないでしょうが

施術を実際に受けているときに感じる身体感覚を共有しているので

こういったオノマトペの方が納得しやすいでしょう

かつての巨人軍長嶋監督みたいな口調になりがちなんですが

当事者にはこれほどわかりやすい表現はないと思っています

 

最初はアッとなるけど、ジワジワきて、いつの間にかホワッとなったら

だいたい上手くいくんですよ

 

 

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