やり抜く力 GRIT
本書の骨子は才能があるものよりも最後までやり抜く力を持ったものの方が成功するという内容
第一章から第三章までに大きなテーマを掲げ論じられていますが
私は第一章を読んでいるうちに飽きてきて
やり抜くどころか途中で読むのを読めようかと思うほど油断してました
というのも第一章は才能を持っていても途中で投げ出せば成功することはなく
やり抜いたものが成功するという記述が延々と続き
天才がやり抜いたとき凡人が努力で才能を埋めることができるか?
どうも才能に対する評価が不当に低く感じ
読む気が失せていました
ところが第二章から本書のスゴイところが理解できて
そこからは真面目に読みました
というのも「やり抜く」というだけではダメで
成功するための条件がきちんと整理されてあり
「やり抜くこと」の具体的な方法論が論じられていたのです
そして第三章では環境の問題が書かれていました
要するに「やり抜く力」には主観的要素と外部的要因が内外からきちんと固めたものでなければならないというのが本書の結論のようです
軽々しく才能と継続性の対比と考えた私が浅はかだったようです
本を読むのも最後までやり抜かないと見えてこないこともあります
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