ストレス
オステオパシーを習い始めた時
一番最初に教わったのはオステオパシーの守備範囲
オステオパシーに限らず多くの手技療法に共通することかもしれませんが
オステオパシーが対象とするのは体性機能障害であり
外傷などの器質的変化は対象外であるということ
わかりやすく言えばオステオパシーの施術を受けても
骨折や切り傷などの外傷は治らないということ
そして外部的な力により身体に物理的損傷はないけど
痛みや可動域の現象など機能に問題がある場合に
オステオパシーは有効であるということです
長いことこの仕事を続けて薄々気づいているのは
そういった身体の機能障害の原因の多くがストレスであること
老化や運動不足や過労と並んでストレスがかなり大きなウェイトを占めると見ています
機能障害の原因は必ずしも単独であるとは限らず
むしろ複合的に存在することの方が多いのではないかと考えています
ここで問題となるのは私がストレスが原因ではないかといえば
多くの方が我が意を得たりとばかりに
職場や家庭内の人間関係など
人的なストレスばかりをアピールされるのですが
私がイメージするのは「ストレス」とは必ずしも人間関係のストレスだけではありません
むしろ人間関係によるストレスよりも寒冷などの物理的なストレスの方が多いのではないかとみています
ストレスの原因たるストレッサーにも種類があるようで
物理的ストレッサー・化学的ストレッサー・生物的ストレッサー・心理的ストレッサー
こういった分類があるそうです
その中でも心理的ストレッサーは認識しやすいため
それこそが自分の体を蝕んでいると考えがちではありますが
意外と騒音や薬物や炎症・感染などをストレッサーとするケースも見過ごしてはいけないと思います
問題に対処する方法論は多岐にわたるようですが
最初に考えるべきは自分自身の置かれた状況を正しく見極めることかもしれません
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