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2021/07/07

雑念

ある方に施術をするとき

「何が何でも治してやるって気持ちでやってほしい」

といわれました

もう長年通われている方なんでお互いに気ごころは知れてますが

よほどしんどかったんでしょう

そんなセリフを口にされました

 

私はすかさず

「そんな雑念を持ちながらやってたら治るものも治りませんよ」

とアッサリ答えました

きっといつも飄々と仕事をする私を見て

もっと必死でやってほしいと考えられたのかもしれません

 

他の方はどういう心境で施術されているかわかりませんが

駆け出しのころ必死で治そうと思ってやっていた時の方が明らかに結果はよくありません

むしろ余計な感情を出さず冷静に身体に向き合った方が

客観的な判断ができ結果的にはいいように転びます

場合によっては今日はダメだと感じたら深追いをしないくらいの方が

あとで後悔するような失敗はしなくなります

 

いくら必死でやってもダメな時があります

そんなときに「何が何でも治してやる」って気負いがあると

やってはいけないことまでやってしまう可能性もあります

経験上プラスに出たためしはあまりありません

たまに上手くいくときがあるかもしれませんが

それはあくまで偶然の産物であって

私自身の計算外のことですから

悪い方の計算外も想定しておかなければなりません

 

人それぞれですので違う考え方を否定するつもりはありませんが

私自身はプロの仕事って偶然に頼るようでは確率が低くなると思います

 

 

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