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2021/06/24

ローカル筋とグローバル筋

以前「アウターマッスル」と「インナーマッスル」と用語がよく使われていましたが

わかりやすそうなんですが意外に曖昧なところもあり

最近は「ローカル筋」と「グローバル筋」という用語が用いられるようになりました

 

「ローカル筋」は身体の深層にあり「インナーマッスル」に近い存在になりますが

明確な基準として脊柱に付着している点がインナーマッスルとは異なります

腹横筋、多裂筋、大腰筋などが代表的なものです

 

「グローバル筋」は身体の表層にあり体表を覆うような形で

脊柱に付着していないことが基準となります

 

これらの用語が使われるのは体幹の安定性の問題が主になるのですが

(それ以外の場面で使われるのを見たことがないだけ)

動作時にまず背骨を安定させるためにローカル筋がしっかり支えたうえで

グローバル筋が大きな力を発揮させて目的の動作が可能になります

 

人間の身体の使い方ってすごくよくできていて

不安定な状態で大きな力は出せないようになっています

まず安全第一

しっかりと安定した状態にセットしてから大きな力を出すことができます

 

むかしからどのスポーツでも足腰を鍛えてというのは

先ず安定した身体づくりをするという点においては正しいのだと思います

ただ近年研究がさらに進みどの筋肉ををどう鍛えるかという

細かいところまで求められるようになりましたので

私らが学生のころのようにやみくもに走れというのはあまり効率的ではなく

ダラダラ走ると瞬発力が低下するなど

問題点も指摘されているのでスポーツ医科学の発展たるや目覚ましいものがあります

自分らの時代を否定されるようでいい顔をしない御同輩もおられるようですが

新しい時代に進歩がなくむかしのままだったらそれこそ衰退を意味するものであって

ここはひとつ素直に進歩を喜ぼうではありませんか

 

閑話休題

ローカル筋とグローバル筋は私らの仕事でも重要な位置づけと理解しますが

ローカル筋に何らかの異常があれば

腰痛などの症状につながりかねません

ローカル筋とグローバル筋は動きの上で連動する性質のものですから

どちらかに問題がある場合両者を疑わないといけなくなります

 

ただインナーマッスルという用語は体幹にとどまらず

肩関節なんかでも使われることもあります

肩甲下筋、棘上筋、棘下筋、小円筋はローテータカフと呼ばれ

インナーマッスルとして扱われています

これらは脊椎に付着しませんのでローカル筋の定義にははいりませんが

肩関節の安定性という点では共通した役割があり

これら肩関節の不安定な状況がアウターマッスルにあたる筋肉の制限を生むことがよくあります

 

 

オステオパシー整体院 腰痛館 ホームページ

 

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