チャップマン反射
この本を買ったのは開業して1年目か2年目
オステオパシーでもマイナーな方の本かもしれません
内臓体壁反射といって内臓機能障害があると身体の表面に何らかのシグナルが出るといわれています
そこを治せば内臓機能も回復するという考え方は
私がギョーカイに入った当時は主流の考え方だったように思います
背骨のゆがみを取ったら何でも治る的な手技ってけっこうたくさんあって
チャップマン反射も手技こそありませんが
類似したものという認識でした
あれから20年ほど時間が流れて
そういったことを言う人も少なくなりましたし
それを基とした手技療法も少なくなってきたように思います
今から考えればエビデンスが脆弱な印象もなくはないんですが
私自身も次第に興味が薄れてきたのも事実
先日朝起きたら胸椎4番あたりに痛みを感じます
冷えたのが原因であることは間違いなさそうなんですが
もうちょっと具体的に知りたいと思って
久々にチャップマン反射の本を引っ張り出してみると
胸椎4番は上肢の神経炎とありました
参りましたね
実際私の左右の前腕は炎症を起こしてずっと荒れた状態です
まあ、間違いなくそれ自体も内臓体壁反射のたまものでしょうが
いまさらながらにこういう考えもバカにできないものだと思いました
それにしてもこの本
買ったときは3800円だったんですが
今では15000円近い値で売られているんですね
当時のエンタプライズ社がなくなり
復活したものの在庫がないんでしょうね
書籍の在庫を投げ売りしていたころが懐かしいです
チャップマン反射の本が15000円ほどで取引されているのを知れば
この考え方も値打ちが上がるかもしれません
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