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2021/05/13

神経との付き合い方

脳神経系に関してはまだまだ未知の領域が多いと聞きます

ちょっとかじった程度の知識ではわからないことだらけというのが実感

 

どこかが痛むというのは神経を介して脳がそういったシグナルを出していること

擦り傷や切り傷が痛むのは血が出ているからだと

視覚的にはそう感じられてもやっぱり脳や神経の領域のこと

 

ただ私なりに触っているからこそわかる神経の不思議というものがあります

例えばどこかの筋肉に機能障害が原因で激しい痛みを伴うとき

触れないほど痛むこともあります

手技療法において触れないというのは前提を覆される問題です

痛みが長期間続いた人にたまにある現象なんですが

大した力も圧迫も加えていないのに激しい反応を見せる人がいます

そんなときは圧迫を加えないで触れる程度でじっとしておきます

そんなもんで治るのか?と聞かれれば

「治らない」と断言できます

 

しかし私にとって神経との対話という位置づけで触れています

神経は痛いときほど警戒心が強く

これから先危害を加えそうな相手には神経が昂る兆候があります

先ず施術に入る前に神経に対し安心感を与える作業として

数分間触れるだけにしておきます

 

そして神経の警戒心が薄れてきたころ合いを見計らって少しずつ力を加えます

しかしそれはとても微弱なもので

ここで警戒されたらその日はそれ以上のことはできません

だからあくまでも神経との信頼関係を築き上げることが第一目標で

中途半端に弛緩してやろうなんて気持ちは禁物

 

ある程度の時間の経過とともに少しずつ力を加え

刺激を強めても痛がらなくなったらもうこっちのもの

後は通常通りの施術をしても問題なくいけることがあります

 

あくまでも私の感覚的なお話ですので

医科学的な見地では異なる説明があるんだろうと思います

ただそういう仕組みを私が知らないだけのことで

どなたかきちんとした説明をして下さるんだったら

教えていただきたいものです

 

クライアントとの信頼関係だけではなく

その人の身体との信頼関係も

この仕事では重要な要素だと考えています

逆に言うと術者側からの一方的なアプローチは

成功率が低くなるだろうなと想像できます

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