閉鎖膜
骨盤は大まかに分けると中央にある仙骨と
その左右にある寛骨に分けられます
あと尾骨も骨盤に入るのを忘れてはいけません
この寛骨という骨は元々腸骨・座骨・恥骨という3つの骨が
17歳ごろに一体化して寛骨になるとどこかに書かれていました
今日のお話は座骨の中央にはお目目のような空洞があり
これを閉鎖孔と言います
軽量化のためかそれとも弾性を出すためか
調べてもわからなかったのですが
どういうわけかこんなところに穴が開いてます
当然骨盤の内側のものが外に飛び出さないように張り巡らされているのが閉鎖膜といいます
最初から閉鎖されているから閉鎖孔という矛盾したような名前がついてます
実際のところ閉鎖管という血管や神経が通る隙間があり
そこから腸が飛び出す閉鎖管ヘルニアという病気があるそうです
実は閉鎖孔には外から外閉鎖筋、内から内閉鎖筋という
外旋六筋が互いに引っ張り合うように付着しています
とりわけ内閉鎖筋は骨盤底筋群と連鎖するそうです
骨盤底筋群は骨盤内の内臓を支える役割もあり
「尿漏れ」のワードで検索すれば登場する筋肉でもあります
骨盤内にある内臓と内外の閉鎖筋は時として
連鎖的に緊張することもあるようです
同じ外旋六筋の梨状筋も仙骨の内側から走行しているので
同じような連鎖がよく指摘されていますが
梨状筋ほどの有名人ではありませんが
私にとって閉鎖筋も梨状筋と似たような関係にあるのではないかと考えています
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