睡眠と老化と髄液循環
去年から私のルーティンになってしまったYouTube視聴
たまたま見ていた動画で興味深いお話をされていました
かいつまんでご紹介させていただきます
身体の細胞は新陳代謝によって入れ替わりました
脳神経系の細胞は3歳を過ぎると分裂することなく
そのまま死ぬまで使い続けることになります
そこで大切なことは脳細胞を若い状態で維持すること
神経細胞を若々しく維持するためには睡眠が必要なんだそうです
睡眠の中でもノンレム睡眠時には脳の神経細胞の電気活動も見られなくなるそうです
脳の電気活動の停止こそが老化を防ぐために重要だと考えられています
電気活動がなくなると脳細胞は収縮して老廃物を外に押し出すんですって
収縮した脳細胞の隙間を通って老廃物が流されるのですが
押し流す役割を果たすのが脳脊髄液
脳脊髄液は睡眠時には流速を増しシャワーで汚れを洗い流すかのように脳をきれいにしていくんだそうです
この老廃物の中にはアルツハイマーの原因となるアミロイドβなどが含まれています
こういうシステムで脳の老化を防ぐそうですが
睡眠時間が短いとアルツハイマーになりやすいという研究がワシントン大学でされたといいます
(ここでのお話は8:07くらいから)
詳しいことはこちらのチャンネルをご覧いただきたいのですが
寝ているうちに脳を洗濯してくれるのも脳脊髄液の働きだと知ってビックリです
オステオパシーの頭蓋仙骨療法は脳脊髄液の循環を健全な状態にしますが
逆に言えば脳脊髄液の循環が阻害された状態だと
アルツハイマーになりやすいという仮説も成り立ちうることになります
脳脊髄液の循環が悪いと脳神経系に何らかの異常が出やすいことは
経験上承知していますがそのうえで
睡眠と脳と脳脊髄液の循環の関係性もさらに明らかになることを期待したいです
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