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2021/04/01

呼吸補助筋

Kokyuukin

(どこから画像を拝借してきたのか失念しました)

呼吸は横隔膜を引き下げ胸郭を広げることで吸い

横隔膜を押し上げ胸郭を狭めることで吐きます

生まれてこの方数えきれないくらいの呼吸をしているわりに

呼吸のことをあまり知りません

 

横隔膜、肋間筋、腹筋らがメインの筋肉となり

胸鎖乳突筋、斜角筋、僧帽筋、大 ・小 胸筋が呼吸補助筋として扱われています

今日は普段呼吸に使われることなく

いざというとき大量の酸素を必要とするとき

呼吸筋としての役割を果たす呼吸補助筋が今日のテーマ

 

これらの筋肉は普段違うお仕事をしていますが

全力で運動した後など大量の酸素を必要とするときにだけ

胸郭を引き上げる役割をします

イメージとしては「肩で息をする」というときの感じ

 

なぜ呼吸補助筋をテーマにしたかといえば

今これらが調子が悪く大変な人が多いからです

過緊張の時や疲れているとき

あるいは自律神経が乱れているとき

心理的ストレスが強いときなど

胸郭が硬くなって伸び縮みが十分にできないことがよくあります

幸いそれ自体痛みを伴うことは稀ですので

本人はほとんど気づきません

 

しかし胸郭が固まると呼吸補助筋にストレスがかかります

言い換えれば微妙に引っ張られた状況になります

短期間であれば持ちこたえることもできますが

時間が長ければ長いほどこれらの筋肉にストレスが蓄積し

筋拘縮を起こして伸びなくなってしまうケースが最近目立ちます

 

最も多いのは俗にいう「寝違い」

首が痛くて回らない場合はたいてい呼吸補助筋がかかわります

この場合固まっている頚の筋肉は細くてデリケートですから

強い力で刺激を加えると逆効果になりかねません

私は主に引っ張られている頚の筋肉よりも

引っ張っている胸郭にある呼吸筋を弛緩させ

頚の筋肉を引っ張る状態を中止させる方向でアプローチします

 

もっともこういうケースには内臓が関連する場合もあり得ますので

いろんな場面を想定しながら施術しないとなかなか中心的問題にたどり着くことも難しくなります

 

 

オステオパシー整体院 腰痛館 ホームページ

 

 

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