自律神経の乱れ
今年の冬は自律神経が乱れることによっておこる症状が多いように思います
「自律神経の乱れ」って非常に使い勝手のいい言葉でもありまして
具体的に身体に起こる不調も様々なので
とりあえずそう言っておけば何となく納得しそうな場合も多く
可能な限りきちんと説明するように心がけています
自律神経とは循環器・呼吸器・消化器などの活動を司る神経です
「自律」というからにはオートマチックで24時間体制で活動します
それぞれが生命維持にかかわる重要な活動ですから
これらの活動がおかしくなると身体に得体のしれぬ不調が襲い掛かることになります
自律神経は活発に活動するときに優位になる交感神経
そして安静時に優位になる副交感神経があります
最近多いのは不眠を訴えるケースなんですが
本来寝ているときは副交感神経が優位に立ち安静にすることで眠れるのですが
時間割を間違えて夜中に交感神経が優位に立てば身体が興奮し眠れなくなります
なぜ今年の冬は自律神経が乱れやすいのかといえば
天候・気候の変動が激しいからだと私なりに分析しています
本来1月2月は気温が低くて安定しているはずなんですが
1月にも17℃の暖かい日があったと思えば
数日後に氷点下になったりしています
また暖かい日でも最低気温が低く
明け方と昼間の気温差が10℃を超える日が多くなっています
三寒四温に入るにはちょっと時期が早いように思います
私自身も珍しく3日間雨が降り続いたとき
お腹の調子が悪くなり大変な目に合いました
循環器に機能がおかしくなると身体が冷えてしまうことも多く
そして消化器にも影響が出たと思っています
自律神経の乱れは本人にわかる原因もあまりないので
それと気づく人は少ないように思います
消化器系が冷えてしまってその影響で腰痛になっても
まさか自律神経が腰痛にかかわっているなんて想像しづらいものです
自律神経といえば精神的なものだとお考えの方もいらっしゃいますが
精神的なストレスで自律神経が乱れるケースももちろんありますが
必ずしも精神的ストレス=自律神経の乱れという図式とは限りません
肉体的ストレスも自律神経の乱れに大きくかかわることもあります
| 固定リンク
コメント