« 鍋 | トップページ | 自律神経の乱れ »

2021/02/10

行動経済学

41dadg20uwl

行動経済学 友野典男

自分の行動は常に冷静で客観的でありたい

いつもそう願うわけなんですが

冷静な顔をして腹の中ではカッカしている

そんなことがよくあります

 

冷静であらねば誤った選択をしてしまうことも多く

後々の後悔につながることは何度も経験し

常に言い聞かせてはいるんですが

結局、冷静で論理的で客観的なつもりでした判断は

実は感情に流されてのものであり

後出し的な理屈は事後承認で自分を納得させているだけにすぎません

 

本書は合理的な考えがどのようなバイアスでゆがめられているか

多くの頭の中の障害物によって進む道を間違える

バイアスの見本市みたいな内容になっています

専門的な内容なんですが具体的な例示がわかりやすく

こうも簡単に人の考えは歪められていくものかと感心しました

 

で、最終人の行動は感情ありきで決定されるものだという内容です

ただ現実的に感情の赴くままに流されることを容認してしまえば

その間違いの程度も著しいものになりかねませんので

All or Nothign のような捉え方をしてしまっては身も蓋もありません

そうかと言って本書で紹介された要員を一つずつ潰しているほど

長考ばかりもしてられませんのである程度の過ちも

人間らしいものと割り切らないと生きてはいけないだろうと考えます

 

ただ本書で書かれているように必ずしも

論理的な思考が正しいとも限らないということだけでも理解しておけば

思考パターンも増えそうな気がします

 

個人的には人の行動は無意識によって起こされ

それを容認するために思考が働くという

前野隆司さんが提唱される「受動意識仮説」と

大いに関係する話じゃないかと考えました

そういう点で「感情」と「無意識」って

その関係性を考えてみたら面白いかもしれません

 

 

オステオパシー整体院 腰痛館 ホームページ

|

« 鍋 | トップページ | 自律神経の乱れ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 鍋 | トップページ | 自律神経の乱れ »