「学力」の経済学
ネタを仕入れるために購入
子供も独立した今、これを読む意味もあまりないわけですが
教育に関する経済学ってどういうものなのか興味を持ちました
「教育」に関してはそれを職業とする人だけではなく
子育てをする(した)人でも一家言を持っているものです
いえ、そういう経験のない人でも子供や若い人に対する躾に考えを持っているかもしれません
そういう世間で形成された常識に対して疑問を持ち
実際の研究から具体的な数値を提示し一石を投じる
そんな学問が「学力」の経済学なのかもしれません
正直読んでみて研究そのものの環境や範囲
人種・信条・文化など様々な違い
個人の性格などを加味することなく
あくまで数値的なことに着目していることには
とても興味深く感じた半面
必ずしも本書の見解が絶対的な正解に導くとも考えられず
むしろ世間の感覚から合意形成された教育のありかたに
疑問を呈した内容であると考えるならば
傾聴に値する事実が満載の学問ではないかと思います
今日の常識は明日の非常識
少しずつ変わりつつある世の中の事象の一つに
子供に対する教育もあるとするなら
目を通しておいても悪くはない一冊だと言えましょう
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