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2021/01/05

横隔膜リリース

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(画像:筋膜リリース・マニュアル)

横隔膜というのは腹式呼吸をするときに使う筋肉です

一般的にはそれくらいの役割はご存じだと思います

考えてみれば呼吸ができなければ死ぬわけですから

きわめて重要な筋肉なわけです

 

私は横隔膜をすごく重要な位置づけでみています

というのは横隔膜は胸とお腹を隔てる筋肉であり

お腹と胸は空気圧が異なりお腹の方が気圧が高く

胸の方は肺に空気が満ちた時と息を吐いたときで気圧が変化します

このような頻繁に環境が変わる中でうまくバランスをとって動きます

しかし外気圧が変わることも横隔膜にとってストレスとなります

 

横隔膜が持つ珍しい特色は横方向に走行する筋肉です

多くの筋肉が上下に走行するのは重力に抗うためだと解釈しています

そして横隔膜が横方向についているのは気圧に抗うためじゃないかと考えるわけです

(四足歩行の動物はどうなるんでしょうね?)

 

しかも下には内臓がありますが

私の経験談では胃腸を中心に冷えやすい人が少なくありません

この場合横隔膜の血流が悪くなり

わりと緊張しやすい筋肉だと思っています

あんまり横隔膜自体が痛くなったりすることもないので

気が付かれる方はほとんどいらっしゃいませんが

私の感覚では来院者の半数以上が横隔膜が緊張していると感じています

 

先ほど申し上げました通り内臓の不調とも関わり合いがありますし

横隔膜は大腰筋と付着部が同じなので

それぞれの緊張が連鎖し腰痛とも関わり合いが強いようです

また寝違いなど頚の痛みにも関わり合いがありますし

そこからさらに頭痛にまで発展する場合もあるようです

去年の私の実体験なんですが

頚椎症で頚や右腕に激痛が走ったときも

結局自分で横隔膜を触ればあっさりと治り苦笑いせざるを得ませんでした

 

だからほとんどの方に横隔膜リリースを施します

逆にやっておかないと重要なチェックポイントをスルーした感じで

不安さえ感じてしまいます

 

けっこう自分自身では感じないけど

施術をするとき重要なチェックポイントって他にもたくさんあります

 

 

オステオパシー整体院 腰痛館 ホームページ

 

 

 

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