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2020/12/08

肩甲骨から動かす

毎年、一定数の方が五十肩みたいな感じで来られます

あれは治るまでに時間がかかるので私も難儀します

たいていその場の痛みは取れるんですが

それが長持ちしません

数週間ほどで痛みがぶり返すのが常

 

それもそのはず

痛みが出るまでに何十年もの時を重ねて

準備しているからそうそう一朝一夕にどうにかなるものではありません

 

腕を動かすときに肩の関節で動かしますが

実は肩甲骨も一緒に動くようにできています

ところが体操のような大きな動きの場合肩甲骨と肩関節も使いますが

日常生活の小さな動きだと肩甲骨は動くことは少ないのです

 

動かなないところは不活性となり

癒着することも少なくありません

実際に毎日ほとんどの方の肩甲骨をはがすのですが

癒着が進むと肩甲骨と肋骨の間に指が入らない人もけっこういます

そういう状態になれば腕を動かすとき肩関節だけに負担がかかります

このようなバランスが悪い状態が長年続けば

負担のかかる部分が特定し筋拘縮を起こし

肩関節のバランスも悪くなり

さらに周辺筋肉に余分な負担をかけ

いずれ痛み出してきます

 

こういう段階を徐々に経て

痛みが出るのはある日突然

それまでは何の予兆も無いのがフツウです

 

本人にすれば今日から痛み出したとなりますが

私は何十年も時間をかけて痛みが出たと捉えます

 

もちろんそういう状態ですから

アプローチする箇所はとても多いのですが

肩甲骨が動きやすくなれば少しは和らぐのもわかっています

肩甲骨だけではどうにもならないのですが

本来痛みが出ないうちに

肩甲骨を大きく動かす練習をしておけば

そんなことにもならなくて済むと思うんですよ

でも痛み出してからしか気にしないですもんね

 

 

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