肘・手首と上腕二頭筋
毎度毎度のことですがひとつの症状の方が来られると
そのあと何人も同じ症状の方が続くというのが腰痛館あるあるです
ここ2~3日の間に肘や手首が痛くなったという方が続きました
年間でもそんなに件数は多くない症状なんですが
不思議なくらい重なるものです
肘の痛みといってもいろいろ原因はわかれますが
わりとよくあるのは上腕二頭筋の緊張による肘や手首の痛み
(画像:筋肉のしくみ・はたらき事典)
上腕二頭筋長頭腱として関節包内・上腕骨結節間溝を通り大部分は橈骨粗面に停止し
一部は尺骨の前腕筋膜に停止します
上腕二頭筋が緊張すると橈骨の内側に付着する停止部が
引っ張られて外側に回転するように動きます
そのとき橈骨と尺骨の間隔が開くこともあります
この日本の骨は骨間膜で結ばれていますが
少しだけ引っ張られる形になります
橈骨と尺骨の感覚が広がると
影響を受けるのは肘であったり手首であったりします
この場合両者の間隔を狭め
関節のアライメントを修復してやると
わりと痛みは消失します
でもその元が上腕二頭筋の緊張ですから
そのアプローチなしにはよくなることはありません
さらには上腕二頭筋に連続する筋膜に対するアプローチは不可欠ですから
結局周辺の全体のアプローチとなってしまいます
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