« 復帰までのコントロール | トップページ | 鶏酒パスタ »

2020/10/09

腰痛とクシャミ

よくあるのがクシャミや咳をしたら腰痛になったというケース

私自身も昔何度も経験したのでわかりますが

風邪をひいたときってクシャミや咳が頻繁にでますが

そのたびに腰に響いて風邪の症状より

そっちの方が怖かった記憶があります

 

この間もそういったお話をしていて

どう関係するのかと聞かれました

 

Img047

(画像:アナトミートレイン)

 

この図は主な腰の筋肉が描かれていますが

ご覧の通りその多くが胸椎の12番や肋骨の12番から走行します

この胸椎や肋骨の12番というのが横隔膜の付着部なんです

 

つまりこれらの筋肉と横隔膜は同じところに付着しており

筋膜は連鎖し腰の筋肉が緊張すると連鎖的に横隔膜も緊張し

肋骨を取り巻く筋肉まで緊張することになります

このような筋膜の連鎖は私の仕事では

問題解決の重要な手掛かりとなり

私がよく言ってる痛い箇所と悪い箇所は

必ずしも一致しないということの根拠ともなります

 

クシャミや咳は瞬間的に激しい呼吸をすることで

身体にとって不都合なものを吹き出す動きです

そのために横隔膜や呼吸に使う肋骨周りの筋肉が瞬間的に激しく動きます

通常の緩やかな呼吸であれば響かなくても

激しい呼吸ともなれば元々緊張している腰の筋肉にも

さらなる刺激が加わり腰痛になります

私自身の経験では腰が痛くて普通の呼吸さえできなくなり

離すことも困難になったことがあります

 

ずいぶん昔にあるアナウンサーの方が声が出なくなったということでお越しになられました

それも結局腰の筋肉が緊張していて

施術中、腰回りが弛緩していくにしたがい

声がアナウンサーらしい大きくてよく響く声に変わっていきました

よくなっていく目安の一つに声のハリもありますが

このような理由で呼吸と腰部は関係します

しかも筋膜のつながりだけではなく

アナウンサーがするような腹式呼吸は

腹横筋などの腹部の呼吸筋や骨盤底筋なんかも総動員しますので

腹部の空気圧も強いものとなり動きは大きく強くなります

当然腰椎あたりにもその影響はあります

 

しっかり話すのにも力強く歌うのにも

腰が痛くてはできなくなることもあります

 

 

オステオパシー整体院 腰痛館 ホームページ

|

« 復帰までのコントロール | トップページ | 鶏酒パスタ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 復帰までのコントロール | トップページ | 鶏酒パスタ »