カツとじ
生まれて初めてアルバイトをしたのは19歳の時
大学受験も終わり長い浪人生活も終わろうとしていた時
日本橋でビルの窓ふきのアルバイトに行きました
ゴンドラとか命綱をつけてではなく
5階の窓から上半身を乗り出し雑巾でふき取るという原始的な作業でした
今なら怖くて到底できる仕事ではありませんが
日当5千円ほしさに働きました
おひるごはんで連れていってもらったのは
日本橋のこけしという今でもあるトンカツの人気店
皆さん「セパレーツ」というのを注文されていたので
なんとなく私もセパレーツを注文
それで登場したのがトンカツの卵とじでした
結局カツ丼の具とご飯がセパレートしてたわけでして
この単純かつ斬新な食べ方がいたく気に入り
ときたまこうやってトンカツの卵とじを食べている次第です
もっとも年を取った分だけ食が細くなり
カツ丼を一人前食べることが難しくなってきたので
カツとじだけお酒のアテにするくらいがちょうどいいようになりました
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