1日3時間だけ働いておだやかに暮らすための思考法
「1日3時間だけ働いて」というタイトルはあくまでもアイキャッチ
そんな生活ができればいいなという憧れを喚起させるためのものであって
本書の特徴をひと言で申し上げるなら
「メタ思考の具体的方法」となるのでしょうか?
少なくとも私はそう受け取りました
その前提となるのが「考える」ことの重要性
過剰なほどの情報の中でともすれば溺れそうになる今の時代
情報を持つ人間が勝つのが20世紀であったとするなら
21世紀は考える力があるものが生き残る時代になると筆者は説きます
情報や知識はそれだけでは活きることがなく
リテラシーを備えて情報を活かさねば意味をなさない
私の仕事だけではなくどんな仕事でも共通したことです
そのための具体的な方法論が満載ではあるんですが
私の中にスッと入ってこなかったのは
私自身に実践できる能力が欠如しているから
素直に共感できなかったんだろうと思います
すごくいいことが書いてあるけどついていけそうな感じがしなかったのも事実
それでもちょっとずつでも実践してみたいことはいくつもありました
この本が世に出たのが2019年の3月
その段階でZOOMを使って地方から会議に出たり
東京の一極集中が崩壊することを予測されていました
コロナウィルスでそういう動きが加速しましたが
潜在的にそういった可能性があり
今後本書にかかれていることが実現しそうな感じがしてなりません
1日3時間だけ働くのはどうでもいいことなんですが
本書を読んで考え方を考えさせられました
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