こむら返り
気温が下がりだすとこむら返りを訴える人が増えてきます
こむら返りは漢字にすると「腓返り」と書きます
「腓」とはふくらはぎのことを言い
こむら返りを起こす下腿三頭筋は
腓腹筋とヒラメ筋から成り立ちます
たまに足のけいれんをすべて「こむら返り」で表現する人もいますが
本当はふくらはぎのけいれんだけが「こむら返り」であり
その他の部位は指しません
先日読んだ月刊スポーツメディスン224でけいれんについての解説がありました
「けいれんとはⅠa神経の活動が亢進し、Ⅰb神経の活動が低下して、α運動神経が亢進した状態」
という表記がありました
何のことかさっぱりわからなくて当然です
私自身もちょっと記憶が怪しくなっていたので久しぶりに調べてみました
オステオパシーの技法でカウンターストレインやマッスルエナジーテクニックという技法がありますが
これらも先ほどの難しい説明が登場する脊髄反射(反射弓)が作用機序になります
これらの理屈を覚えるのにずいぶん時間をかけて勉強したものでしたが
一度覚えたものでも長いこと復習してなかったら
ずいぶんと記憶が曖昧になってしっかり説明できないようになっていました
そういう点でこの連載記事でけいれんを取り扱っていただいたおかげで
復習ができて助かりました
年を取ると物覚えが悪くなるばかりか
覚えていたものでも忘れやすくなっているようです
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