手順
昨日の投稿でも申し上げましたが
施術で重要なのは手順
同じ技を使っても組み合わせと順序が結果の違いを生みます
初めてこのギョーカイに入り
オステオパシーの技法を習うときは
様々なテクニックを教わりました
ただそれらはすべて単品のものです
だからそれらの技をどう使っていいのかを知るために
インターンという形で改めて弟子入りしました
それで師匠や先輩たちのやり方を盗んで
身に着けるのが目的でした
最初は猿まねでした
その意味も分からずただただ手順を真似するだけ
その後独立し一人でやっていると
なかなか思うような結果が出ませんでした
20年かけて自分自身の経験から
どうやったら結果が出るかを考えて組み立てを身に着けていきました
結局わかったことはそういった手順は人から教わることはできないということ
現場では様々な症状の方、年齢も違い体力も違い
原因も程度もまちまちです
それらに対応するためには
マニュアルのようなものでは無理なこともわかり始めました
同じようなことをやっていても
加減の仕方一つで毒にも薬にもなります
大切なことはそれぞれの人の身体を読み解くこと
そこからどうやって行けばいいかをその都度考え
組み立てを決めていきます
そして予定通りにいかなかったときの次善策も身に着けておかなければいけません
それがうまくやれているかは疑問です
結果的に上手くいかないこともあるので
まだまだその辺をレベルアップしないといけないことは自分でも感じています
ただとりあえず漠然とした雰囲気で技を繰り出していたころと違い
明確な目的とその次の展開を考えながら施術するようになったのは
20年間の大きな進歩だと思っています
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