腰方形筋
腰方形筋といいます
私にとってすごく思い出深い筋肉でもあります
私がむかし腰痛で悩んでいた時右の腰方形筋がすごく硬く
その硬さ加減で症状がひどくなったりするのを実感していました
実体験というのは実に印象深いもので
この筋肉こそが腰痛の一丁目一番地くらいに思っていました
教科書で習ったような他の筋肉にはあまり意識がいかず
駆け出しのころは腰方形筋に重点を置いていたものでした
もちろんいろんなことを知れば知るほど他のことにも目が行くようになりましたが
腰方形筋が重要な腰痛関連の筋肉の一つであることは今も変わりません
腸骨の上から12肋骨に向かって走行し
腰椎の横突起にも付着します
作用は腰椎の側屈なんですが
その付着部から見ても多くの部位から影響されそして影響を与えます
脊柱起立筋や大腰筋とも近く他の筋肉からの影響があるのは容易に想像がつきます
ハムストリングや殿筋群、大腿筋膜張筋などの緊張で腸骨が引っ張られたとき
真っ先にストレスを受けるのも腰方形筋です
自律神経の乱れなどで横隔膜が緊張し
下部肋骨にストレスがかかった場合同じく腰方形筋にも影響があります
私がひどい腰痛だったころ体幹が右に傾いていたのも
腰方形筋が拘縮していたのが原因の一つであることは明らかです
内臓を考えても腸に近いのが腰方形筋です
だからお腹が冷え、巻き添えを食って腰方形筋が冷えることもあります
今から考えると様々なところの問題に対し
反応してしまい拘縮しやすい筋肉だと言えるでしょう
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