椎間板の構造
(画像:カパンディ 関節の生理学)
背骨と背骨の間には椎間板があります
厳密には一部椎間板がないところもあります
椎間板ヘルニアというのは聞かれたことがあると思いますが
椎間板の中央部には髄核があり周辺部は線維輪が包んでいるようになっています
この椎間板は背骨同士の関節の動きに重要な役割を果たします
当然ゴツゴツの骨同士が動いて擦れると砕けてしまいますので
それらの間に入りクッション的な役割を果たします
驚くべきはその機能の高さ
球状の髄核は椎間関節(背骨の関節)の動きをリードする役割を果たします
椎間関節が屈曲するときは髄核は後方に移ります
さらに進展するときは髄核は前方に移ります
つまりこれらの動きに対し安定性とバランスをもたらすのが髄核であり
髄核の移動を支えるのは線維輪ということになります
普段何気なく背骨を動かしていますが
伸展・屈曲・側屈・回旋の動きに対して
髄核の動きがあるからこそスムーズになるわけです
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