資本主義の預言者たち
久しぶりに読んだ経済学の本です
私が興味を持ったのは「ニューノーマル」というフレーズ
本書は2015年ごろに書かれたものですが
2008年のリーマンショック以来世界の常識がかわり
変化を見せだしたころにニューノーマル(新常態)なる言葉が生まれたそうです
コロナウィルスによって世界中がわずか数か月で大きく変わろうとしています
そして変化自体は収束を見ることなく
新しい常態を作り上げようとしています
時代の波を見誤るととんでもないことになりそうな気がします
そのための頭の準備のために本書を読みました
私自身もリーマンショックでは仕事の大きな影響を被り
イケイケではやっていけないことを悟りましたが
時代の波はもっと前から経済に様々な影響を与えていたことを知りました
昔懐かしいカールマルクスの「資本論」のお話も登場します
今や共産主義も独裁国家のお題目と化した感はありますが
元々は経済のあり方を問うものであったことを知りました
資本主義の問題点を様々な経済学者の主張から洗い出しています
いにしえの問題提起
それが今の世界経済に見事に合致する様子はまさに預言者さながら
過去を総括することで先の予測も建てられるのかもしれません
アフターコロナの取り残されないようにしないと…
| 固定リンク
« スポーツ選手の命を守る | トップページ | 結果 »
コメント