細胞が自分を食べる オートファジーの謎
オートファジー(Autophagy) は、細胞が持っている、細胞内のタンパク質を分解するための仕組みの一つ。下記のギリシャ語から自食(じしょく)とも呼ばれる。
Wikipediaにはそう説明されています
2016年に大隅良典教授がオートファジーの仕組みを解説したことで
ノーベル賞をお取りになったことさえきれいに忘れていました
筆者はそのお弟子さんに当たるそうです
要するに新しい細胞が古い細胞を食べることで
新しい細胞に切り替えるということのようです
細胞も古くなるとゴミがたまったり
機能が果たせなくなったりいろいろ不具合がでてくるみたいですが
オートファジーが起きることで身体がちゃんとなる
ザックリいうとそんなところでしょうか?
オートファジーに興味を持ったのが
オートファジーが起きる条件が飢餓状態
つまり栄養素が入ってこない状況で
古い細胞を食って新しい細胞に生まれ変わるそうです
私がたまにやってるプチ断食がオートファジーを引き起こすようで
断食の翌日すごく体が軽くなって
デトックスが起きているのが実感できるんですが
その具体的な説明がオートファジーで腑に落ちるわけです
でこの本ですが…
素人にもとても分かりやすく書かれてはいますが
そこらへんの健康本と違い
しっかり医学のお話で埋め尽くされています
よって自画自賛の形容詞もなければ
安っぽい自慢話もなく
ひたすら淡々とオートファジーの研究のことが書かれています
ガン・パーキンソン・アンチエイジング・免疫など
いろいろ気になる項目も満載
それらもきちっとオートファジーとの関連で解説されています
本書には書かれていませんでしたが
ある医師が16時間飢餓状態を作れば
オートファジーが働きだすというのを聞いたことがあります
それで最近やっているのは朝ごはんと昼ご飯を抜いて
夜だけ食べるというやり方だと
そんなにつらくないしお酒も飲めるって寸法
理屈がわかればもっと定期的にやってみてもいいかなと思っています
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