関トレ
以前から筆者のメルマガを読んでいますが
すごく内容が良くて参考にさせていただいています
とりわけ興味深いのが筆者の身体に対する考え方
アナトミートレインがベースになるようですが
理学療法士らしい理論的な解説には共感できる部分が多く
書籍になればもっと体系的なことがわかるかもしれないと思い購入
予想通り単発のメルマガとは違い
筆者の軸になる考え方が紹介されていました
そういったものはおそらく複数あるのでしょうが
本書で説かれているのは
筋肉にはパワーを発揮して関節を動かす役割のものと
関節のバランスやアライメントを適正な状態に保つものがあり
一般的なトレーニングではパワーアップを目的とするものが多い中
本書で紹介されているのは関節の安定性を維持することを目的としたトレーニングとなります
トレーニングそのものは地味な感じなものが多いのですが
関節が不安定な状態でパワーを出すことの危うさ
元より不安定な関節ではそもそもパワー自体抑制されることを考えるならば
まず関節を安定させることが先決であることがわかります
筆者が紹介するトレーニングの中には
どこかで見たことのあるようなものもあったのですが
それが関節を安定させる目的であることがわかれば
いろいろと合点がいくこともたくさんありました
相撲で四股を踏むことや股割りをすることも
股関節を安定させる目的だと考えれば
あの巨体でケガをすることなく大きな力を発揮させるための
必要不可欠な稽古であることが理解できました
このように何となく知っているけど
実はきちっと理解できていなかったことも少なからずあって
目からうろこの事柄もたくさんありました
筋肉同士の相関関係なんて理解すれば
施術にも役に立つことが多くありました
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