ヒートショック
先日、野村克也氏が亡くなられましたが
その原因がヒートショックではないかといわれています
3年前に叔母が急死したときは
12月では初めてという20℃を記録した日でした
やはり入浴中に亡くなりました
暖房の入った部屋が20℃前後とすれは
浴室は10℃を少し超えるくらい
そして40℃のお湯につかったら
それぞれの温度差はすごいものです
暖かいところでは血管も血圧も穏やかな状態でいられますが
寒いところに行くと血管は収縮し血圧も急上昇
そして暑いお湯につかれば急激に血管は拡張し血圧も下がります
最後に寒い脱衣所でまた血管は収縮し血圧が上がります
この状態を想像すれば命にかかわるのもうなずけます
一日の気温差が10℃前後になれば腰痛館は途端に忙しくなることはいつも申し上げていますが
一日という緩やかな変化でさえ身体に大きく影響するのに
入浴という30分前後のわずかな時間に数十度の急激な変化が命取りになるのも当然のことかもしれません
私にも86歳の父親がいますが
入浴の準備の際には浴室の戸を開けてするようにしています
少しでも温度変化を減らすための工夫をしています
もちろん私だって若くはありませんので
そういうところにはできる限り気を使っています
風呂場だけではありません
冬場のトイレも温度差がけっこうあります
人はそこそこの環境でも慣れてしまえばわりあい平気なんですが
さほど過酷でもない環境下でも変化にはもろいものです
ちょっとした気遣いで命が助かるならば
気を付ける習慣を身につける方が賢明です
| 固定リンク
コメント