正座
正座という座り方は所作の日本文化といえるかもしれません
近年畳の部屋が少なくなり
生活上で正座をする機会は稀になりましたが
茶道や華道あるいは武道には正座がつきものです
私自身長時間正座をする機会は法事の時くらいになりましたので
むかしのように長い時間はできなくなっているでしょう
もっとも20代のころでも法事で正座していると
足がしびれてお焼香の時立つことができず顔からこけてしまった経験がありますので
もとより長い時間はできないのでしょう
聞けば僧侶でも足はしびれるそうで
わからないように足を動かしているそうです
それにしても膝関節の動きは不思議なもので
単なる蝶番関節の動きでではなく
大腿骨が脛骨の上をすべるように動く独特のものです
(画像:標準整形外科学より)
膝を曲げるとき120度を超えると脛骨は大腿骨に対し少し内旋をします
だから正座をしたとき両足の指先が重なるようになるわけです
いつも膝の動きを考えていると
そのメカニクスの複雑さに驚かされてしまいます
まだまだ膝の動きには謎もあるそうで
いつも興味をそそられる関節なんです
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