腸が硬くなる場所
施術中かなりの頻度でお腹を触ります
私の考えの中では腰痛など多くの機能障害には
腸が絡んでいるケースがかなりあると思ってます
いつも腰痛などは原因が一つとは限らないと申し上げていますが
その中の一つに腸が関係しているケースがかなりあると思っています
どこに行ってもなかなか治らない腰痛なんて
かなりの頻度で腸が関連していてそれを放置したまま
腰だけにアプローチしているから治らないのだろうと考えています
腰痛との関連性はまた別の機会にお話ししたいと思いますが
腸が冷えると硬くなりその周辺組織も硬くなります
毎日多くの人のお腹を触っていると結構高い確率で
お腹に塊のようなところがあり
そこを押し込むと苦しい感じの痛みが走ります
まあだいたい触れた瞬間に目星がつきますので
その箇所だけにアプローチをします
問題は腸が硬くなる場所なんですが
ほとんどが下行結腸から先になります
(画像:オステオパシーの内臓マニュピレーション)
残念ながらこの図では下行結腸から先のS字結腸や直腸は書かれていません
しかし硬い部分の多くが下行結腸以降なんです
以前どこかで聞いたことがありますが
大腸ガンの70%が下行結腸から先なんだそうです
おそらく腸の硬さの原因は冷えであって病気ではないでしょうが
冷えている状態が長く続けばガンのリスクは高くなります
ガンの好発条件は体温が35℃だそうなので
そこまで冷えていたとしたらガン細胞が生まれやすいということです
もちろん私は門外漢ですのでガンについて言及することは控えますが
冷えているという状態が好ましくないことは私にもわかります
腰痛に対するアプローチとしてお腹を触りますが
そこからもいろんなことが推測できそうです
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