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2019/12/27

腰痛の原因をさかのぼる

このギョーカイに足を踏み入れて20年

年を重ねるごとに考え方が変わりやり方も変わってきました

最初教わったのは骨格のズレの検査やそれの矯正法でした

なんとなく自分の中でも骨格矯正が目的化していたかもしれません

 

しかし勉強しているうちに骨格が独自で動くことはなく

筋肉の伸縮によって動くということに着目しだすと

今度はどの筋肉が収縮(拘縮)して骨格のズレを生み出しているのかを

追い求めた時期もありました

 

ある程度そのパターンがつかみかけたころ

単品の筋肉ではなく連鎖が気になりだしました

人の動作に一つの筋肉が単独で動くことはまれで

実は様々な筋肉が関係していることに着目しだしました

ちょうどそのころタイミングが良かったのか

アナトミートレインという概念が登場し

筋膜の連続性という考え方に興味を持ちだしました

 

ところが筋膜の連続性を追い求めているうちに

内臓との関連性を感じだし

単純に筋膜だけを考えてもいけないと考えだしました

内臓といえば自律神経の指令で動くわけですから

自律神経とのかかわりあいが気になってきます

 

そうなると興味がいろんなところに広がり

皮膚と筋膜の関連性も気になりだし

皮膚運動学を勉強したら筋膜リリースと重なる部分があると感じ

皮膚というのも重要な要素だと考えだしました

 

後はストレスとの関係性が気になりだすと

心理学的な要素も無視できなくなりました

 

外部的要因も重要です

気圧が下がったり気温の変化が激しいと

急に仕事が忙しくなります

 

結局20年かけて身についたのは

悩む要素が増えただけなのかもしれません

難しいですが毎日それらのことを考えて施術をしていたら

ある程度考えがまとまってきそうなもんですけど

私の場合何年たっても考え方をまとめることができず

様々な考え方捉え方の中で原因となるものの取捨選択をしながら仕事しているのが実情です

 

同業者の先生でも自分の考え方をまとめて本を書かれる方もいらっしゃいますし

セミナーなどで考え方を伝えられる方もいらっしゃいます

そんな風になれたらいいなとは思うわけですが

私の場合年を重ねるごとにまとめることが困難になってしまいました

これはこれでアリだと思ってますから

きっと改まることはないんでしょうね

 

 

オステオパシー整体院 腰痛館 ホームページ

 

 

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