「腰痛の原因は〇〇である」
もうどれくらい腰痛関連の本を読んだでしょうか?
100冊は超えていないと思いますがずいぶん数多く読んだと思います
同業者が出す本のタイトルに多いのが「腰痛の原因は〇〇である」
わかりやすいですよね
それにその本を読んだら腰痛が治るヒントが書かれていそうですからつい買ってしまいそうです
結構参考になる本もあったりするので
何冊もそんな本を買ってしまうんでしょうね
たまに自慢話とセミナーへのお誘いだけで
肝心の内容にはほとんど触れていないものもありましたが
いずれにしても自分の考えとは異なる他人の意見は知っておいて損はありません
でもよくよく考えてみれば腰痛の原因となることの数の多さに驚いてしまいます
一般の方が読めばおそらく何が本当の原因なんだろうかと悩んでしまいそうです
こういった本の特色は学術的な内容よりもインパクト重視のものが多いですから
タイトルだけで人の気をひかないといけないわけでして
複雑なものよりも単純なものの方が興味を引くのでしょう
しかも何パーセントの人が治って何パーセントの人には効果はなかったとは書かず
治ったケースだけ、しかもドラマチックなケースを取り上げるもんだから信憑性が増すわけですね
多分上手くいかなかった人もいるでしょうがフツウになかったことになってしまうのでしょう
私個人は腰痛の原因って数多くあると考えていますので
それらの本が間違っているとは考えず
それぞれの考え方やり方にはまった人は治るでしょうし
そうでない人には効果はないだろうと考えます
断定的に「腰痛の原因は〇〇である」と書かないと
本が売れないだろうしセミナーの参加者も増えないだろうから
商売上の一つのテクニックと考えればある程度納得はいきます
世界中の権威あるお医者さんが原因がよくわからない腰痛が85%だといっているくらいですから
実際はまだまだ分からないことの方が多いんだろうと思います
私も日々無い知恵を振り絞ってあれこれと考えて施術をするのですが
「腰痛の原因は〇〇である」なんて
断定的に言えるはずもなく将来的にも難しいことだろうと思います
それでもよくなる人もいますし、そうでない人もいます
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