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2019/11/04

足関節捻挫後遺症の課題を整理する

Sq215

月刊スポーツメディスン215

今月の特集は「足関節捻挫後遺症の課題を整理する」

スポーツメディスンで足関節捻挫がテーマになる頻度は相当高いと感じています

裏を返せば足関節捻挫が抱える問題点が多いことと

スポーツで受傷するケガの中で足関節捻挫が一番多いであろうことを想像させます

骨折や肉離れなどはそうそう経験することはありませんが

私自身でも捻挫は何度か経験があります

いわばスポーツ現場においては頻繁に起こるケガというわけです

しかも素人判断で「軽い捻挫」と扱われる機会も少なくはなく

適切な処置もないまま復帰するケースも多く

それゆえに後遺症に苦しむプレイヤーも数多くいるという現実が

足関節捻挫をテーマにする機会を増やしているのでしょう

 

しかも骨折のように治癒のパターンが明確で

復帰の道筋がある程度わかっているケガとは違い

それぞれのケースにより様々な問題を抱えていることが特集記事を読んで理解できました

 

今年に入って足関節捻挫の後遺症である慢性足関節不安定症(CAI)の病態モデルが刷新されたということで

新しい病態モデルの解説とCAIによって引き起こされる他の関節絵の影響や

足関節捻挫によるパフォーマンスに対する影響についての具体的な

問題点や課題についての言及があります

 

私の仕事としては捻挫そのものに対する施術はしません

しかしその治療過程やリハビリのプロセスに問題があり

フォームを崩し最後に手首を痛めたケースや

足関節の対する過度な固定で膝に問題が生じたケースを扱ったことがありました

最初は全く予想もしなかったのですが

関連性をたどるうちに足関節に問題があり驚いたこともありました

 

「捻挫くらい」という意識が現場ではまだまだあるようですが

軽く扱ってもいけませんし、過度に保護するものいけないことを知りました

私は単純骨折よりも捻挫の方が厄介な場合もあると考えています

 

 

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