プロカウンセラーの聞く技術
私の場合口数は多い方ですが決して話し上手というわけではありません
「話し上手は聞き上手」という言葉もありますが
会話として成立するには聞く能力も必要です
場合によっては一方的に話すばかりでは相手の考えも知りえず
こちらの自己満足に終わることもあるからです
臨床心理士の筆者はカウンセリングが仕事
いかに相手の考えを引き出し相談者を知ることが最も大事だと説かれます
話し方にも細かい技術はありますが
聞くということの技術というのに触れたのは初めてです
ただ黙って相手の話を聞いていればいいというものではないみたいです
目的は話から相談者自身の考え方や
自分自身でも把握していない相談者の心理を
話の中から読み取るスキルがなければいけません
共感しつつも冷静な分析が必要なようで
なおかつ相手に対する自我関与がなければいけないというのは
ちょっと本を読んだくらいではできそうにないことくらいはわかりました
イメージとしては御仏の慈愛を持って話を聞くような感覚が残りました
冒頭にも書かれていましたが仏像は口が小さく耳が大きいのが多いのは
神仏は願いを聞いてくれる存在だからとという話は
本書の主旨であるような気がしてなりません
この感覚は覚えておきたいものです
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