主観と客観
昔は勉強のためにあちらこちらの整体院を回って施術を受けたものです
受ける側になればやっぱり触ってほしいところってあるものです
それがあまり関係なさそうな部分ばかり触られると期待が失望にかわります
私が施術をする際にもやはりそういうことは気にしますが
痛いところ辛いところばかりを優先するわけにもいきません
痛みなどは得てして結果であって
ご本人が感じていない箇所に原因があることが多く
そこの問題点を解消しない限り
良くならないことがしばしばあります
ご本人の身体であってもご自身の感じることがすべてではないということ
私の仕事は客観的に身体を見つめ原因と結果を抽出し
その因果関係を解き明かすことから始まり
施術を通して因果そのものを本来あるべき状態に戻すことだと考えています
だからそういうことに対する説明なしでは
的外れな施術だと思われるでしょうし
私自身も本意ではありません
ただ痛みを抱える本人さんにとっては
痛みの解消が第一義であり
説明に対して理解を示してくださらない方もたまにいらっしゃいます
それでも結果がよければ後からでもご納得いただけると思い
自分が信じたやり方をやるしかないわけです
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