医者が教える食事術
星の数ほどある健康法
その中でも食に関するものは巷にあふれかえっています
それも玉石混交で商業主義的な意識が入ると
かなり怪しいものになりますし
根拠に乏しくツッコミどころ満載の情報も数多くあります
信じて実行して健康被害にあうケースも耳にします
そういうことを踏まえれば21世紀は情報リテラシーが必須だと感じています
久しぶりに購入した食に関する健康本
筆者は糖尿病専門医
そういう視点は多少のバイアスもあるかもしれませんが
しっかりした論拠に従った解説で分かりやすく
新鮮な印象を受けました
本書の軸足は糖質にあります
昨今糖質制限が流行りのようになっていますが
さすがに専門家ですからヒステリックな糖質制限を訴えるのではなく
糖質が必要不可欠な栄養素であることを前提にされたうえで
糖尿病になりやすい質の悪い糖質とそうでないものの分別をきちんとしたうえで
細かいデータを挙げながら解説されます
つい最近までコレステロールが悪者扱いされ
卵なんて食べすぎたらいけないと信じられていたのが
見事にひっくり返ってしまったのは記憶に新しいところです
その理由もAEG(終末糖化産物)というものを踏まえて説明されているので
ようやく納得がいきました
商業主義によるアブナイ商品や無意味な栄養素の摂取などに対ししても
しっかりと糾弾されています
私が一番安心したのは内容的には
私が全幅の信頼を置く東海大学医学部教授川田浩志先生が
いつも言われていることとおおむね同じだったので
それなら大丈夫だと思いました
牧田先生はお酒がお好きなようで
白ワインや蒸留酒をお勧めされていました
蒸留酒なら私も毎日実践いたしております
ただし飲みすぎないようにということだったので
毎日反省の日々を送っています
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