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2019/09/11

しわとり

9年前に福井勉先生の「皮膚運動学」という本を読みました

皮膚と筋肉の関係において重要なのは滑走性

つまり筋肉が伸縮するとき皮膚が癒着すると筋肉の動きの邪魔になるという理論でした

皮膚と筋肉では伸縮率が違い癒着があるとブレーキとなり

筋肉の動きが阻害されその結果疲弊してしまい

機能障害につながるという趣旨でした

 

私にとって衝撃的な理論でした

我々は関節可動域制限の原因を筋拘縮だと考え

筋肉を弛緩させる目的の技法を用いてきましたが

皮膚運動学の理論は筋拘縮の原因の一つとも考えられ

筋拘縮の改善に一歩深く踏み込んだような気がしました

 

以来、福井先生の理論から自分で手技を考え

けっこうな成果が上がったと感じています

最近ではマラソン選手には人気で

皮膚と筋肉の癒着をとることで疲労が軽減され

多くのランナーはタイムが上がっています

 

理屈が分かればいろんなところで応用できるもので

たまにお遊びで顔の皮膚の癒着をとることがあります

女性が気にしている目じりやおでこのしわも

もとをただせば皮膚が表情筋に癒着し伸ばされすぎたおかげで

縮まなくなってしわになると考えました

そこで顔の皮膚の癒着をとってみるとしわの数が減ることがわかりました

 

まあ、美容は私の仕事ではありませんので

それをメインでやることはしておりませんが

受けた方から聞いてこられてお願いされることもあります

あくまでも施術のおまけというスタンスではありますが

喜んでいただけるとこちらもうれしくなります

 

 

オステオパシー整体院 腰痛館 ホームページ

 

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