股関節の安定
股関節の動きは様々な方向に動きそして動きの範囲は大きい関節です
逆に動きが大きいということは不安定な関節とも言えます
股関節が頻繁に脱臼すれば困ってしまいますので
関節を取り巻く組織が幾重にも股関節を保護し不安定さを解消します
関節唇もそうですし靭帯も数種類あり動きを確保しつつ安定性を高めます
そして筋肉も股関節の安定性を確保するためのものがあります
例えば外旋六筋と呼ばれる筋肉たちも
股関節の動きよりも股関節の安定性と制御を主目的とします
その他にも中殿筋、小殿筋は梨状筋や外閉鎖筋とともに股関節の安定性に寄与します
これらの筋肉の特徴はそれぞれの筋肉のテンションが
骨盤と大腿骨を平行に保つように走行します
「股関節の安定筋」という別名がその役割の重大さを表します
我々の現場で問題になるのはこれらの筋肉が拘縮あるいは弱体化することで
様々な問題を発生させる可能性があるということです
股関節痛であったり骨盤帯のアライメントが乱れることからくる腰痛もありました
わりと見過ごしがちな筋肉もありますので
ややこしそうなときはこれらの筋肉にも必ずチェックを入れるようにしています
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