上から?下から?
整体師になるために師匠がやっていたオステオパシー学院に入り勉強をしました
ただ知識や技は習っても実際にどういうときにどの技を使うかなど
具体的なことは教わらなかったので
カリキュラム終了後にインターンという形で弟子入りしました
そこで実戦経験を積み師匠がどういう手順で施術をしているのかを学びました
開業後もそのままの手順で施術をしていました
師匠のところでは肩から触るのが一般的でした
その後何年か経ちその間いろいろな同業者のところを周り
施術の参考にしていたのですが
ある整体院に初めていったとき
いきなりタオルを顎にかけ牽引を始めました
だいたいやっていることもわかるのですが
初めてのところで首にタオルを巻きつけられ
強い力で引っ張られたら無意識に身体が拒絶反応を示し緊張してきました
信頼関係も何もない段階で命にかかわるようなアプローチをすれば
わかっていても身体が拒絶反応をすることを身をもって体験しました
それから考えて施術の開始は足から始めるようにしています
足だと命の危険はありませんし
筋肉も厚みがあるので痛みを感じることが少ないうえ
足が冷えることが症状のスタートラインであることも多いことから
今もずっと足から触っています
下から上に上がっていけばある程度気持ちのよさからリラックスでき
上半身や特に触られて緊張しやすい首・顔・頭なども
脱力した状態で触ることができるというメリットを感じました
頭痛がする人でも首が回らない人でも足から触っていくので
怪訝に思われることもあるでしょうが
理由をご説明して納得の上で施術を進めていきます
面白いもので頭痛でも背中を触っている段階で消失するケースも多く
不思議な感じではありますが喜んでいただけることも多くなりました
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