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2019/06/06

腰痛とハイヒール

ハイヒールを履いて颯爽と歩く女性の姿は魅力的です

ヒールの高さだけ背が高く見えますし

身体のラインもきれいに見えるので好んで履く人が多いようです

 

ところが私らの立場から言えばハイヒールを履く習慣がある人に

けっこうな割合で腰痛持ちの人がいます

 

つま先は低く、かかとが高い位置にありますから

足首の関節は底屈した状態になります

この状態だとふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋)が縮んだ状態で使えなくなります

この筋肉は歩くときに足首で地面をける役割がありますが

その力は出しづらくなるわけです

またじっと立っているときにもヒラメ筋が立っている姿勢を維持するために働きますが

これも使いづらくなります

 

半面太腿の前の筋肉(大腿四頭筋)が常に緊張状態になり疲れやすくなります

そして何よりも美しい姿勢に見えるのはお尻が後ろに反るからなんですが

腰椎が反り返った状態で融通が利かなくなります

 

本来の姿勢より無理してきれいな姿勢を作っているということになるのですが

その分筋力バランスや腰の関節、股関節、膝関節、足関節などに

無理な姿勢を強いる状態で作られたものだと言えます

 

わかりやすくいえばかかとだけ高いとその分身体は前のめりになります

当然それでは立ってられませんので

身体全体を後ろにそらさないといけないわけです

本来は動きづらい体勢なんですよね

 

仕事などでハイヒールを履かないといけない人もいるのですが

こういった負担がかかっていることはご承知おきください

 

 

オステオパシー整体院 腰痛館 ホームページ

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