手根管症候群
一昨日は胸郭出口症候群のお話をしましたが
手がしびれるケースには多くの原因があります
手根管症候群もその一つ
手根管症候群は簡単にいうと手のひらの一番下の辺りで
手の骨と手根靭帯の間を走る正中神経が圧迫され
痺れなどの症状が出る障害です
手根管症候群には苦い思い出がありまして
まだ整体師になって何年もたってないころ
知人に手がしびれると相談を受け
その状態から橈骨神経や正中神経が圧迫されているようだったので
自信たっぷりに頸椎の5番6番に問題があるんじゃないかと答えました
結局、その後病院に行ったら手根管症候群だといわれ
私は赤っ恥をかきました
知らないということを知らないということほど人に自信を与えるのでしょう
手根管症候群というごく基本的なものを知らなかった私は
自信たっぷりに間違ったことを教えてしまいました
できの悪い整体師にかかれば大変な目にあうという典型的な事例でしょう
そのおかげで知ったかぶりで話をすることの怖さを覚え
ちょっとは勉強するようになったのですが
まだまだ知らないことが多いということを知った分だけ大人になったというところです
結局はその方は症状が悪化し手術して快方に向かいました
幸か不幸か手根管症候群と思しき方にはまだお目にかかったことがないので
経験値はありませんが
そういう機会があれば大きなミスを犯さなくてすむかもしれません
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