坐骨神経痛
坐骨神経痛とはお尻から太腿・ふくらはぎにでる疼痛のことを言います
「腰椎椎間板ヘルニアって病院で言われたんですが、ヘルニアじゃなくて坐骨神経痛なんですか?」
こういう質問をたまにうけます
実は腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症は病名であって
坐骨神経痛は症状の名前だということ
例えば風邪が病名で咳や発熱などが症状なのと同じようなものです
神経痛だから痛むのであって痺れは違うものと思ってらっしゃる方もいますいが
圧迫による神経の異常ですから痛む場合もありますし
痺れることもありますし、運動機能障害を起こすこともあります
因みに20数年前私がひどい坐骨神経痛になったときは
熱くなったような感覚になり
時間がたって悪化すると足の力が急に抜けるようなときもありました
人によって症状の出方が違うので他人のケースがそっくりそのまま当てはまりません
坐骨神経は腰椎の4番から第3仙骨孔にかけて出た神経が合流し下肢まで走行します
多くの場合走行のスタート地点付近に問題があり
神経圧迫を生じるために画像所見なんかではそのあたりを見るのですが
たまに梨状筋症候群なんかで違う場所で異常があったりすると見逃されがちになります
さほど多くはありませんが可能性として留保しておかないといけません
「どこに行っても治らなかった」という人は
意外に高い確率で梨状筋に問題があると感じています
糖尿病やストレスなどで坐骨神経痛になる場合もあるそうですから
意外と厄介なケースもあることは忘れてはなりません
私の場合もストレスが原因の一部になってたのかもしれません
一般的なケースだとカウンターストレインが一番有効なんですが
坐骨神経痛になったプロセスをしっかり把握し
そちらの方にも充分なアプローチをしておかないと
再び発症することも多いので
私にとっては症状の消失・軽減よりも周囲に対するケアの方が大切だと考えています
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