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2019/04/08

腰痛と肋骨

春というのは過ごしやすい季節

そんな印象をお持ちの方が多いと思われますが

その実は気温の変化も激しく

気圧も変わりやすい時期だったりします

 

変動の激しい気候についていけなくなるのは自律神経系

たいていこの時期にお越しになる方の大半が自律神経がらみです

自律神経が乱れるときに出やすい兆候は

横隔膜が緊張してしまいそこから上にある肋骨周辺に筋肉が硬くなりがち

 

毎日何人もの背中を触っていると

普段は弾力性があり押さえるとスプリングのようにゆっくり沈み込むのですが

肋骨を取り巻く筋肉が硬くなると肋骨の弾力性が失われます

なぜ自律神経が乱れると肋骨周辺が硬くなるかについては

はなしが長くなりすぎますので割愛させていただきます

 

さてアメリカのマイク・ボイルとグレイ・クックという人が

関節には安定性にあるものと可動性の広い関節があり

両者は交互に存在し例えば可動性の広い関節の可動域が減少すると

その次の安定性のあるはずの関節が不安定になるという理論を説かれています

この状態を「不適切な運動プログラム」と呼んでいますが

問題のある関節の前後の関節に症状が起きやすいということになります

 

この理論によると肋骨の後ろにある胸椎が可動性の高い関節であり

その下にある腰椎から骨盤にかけては安定性のある関節となっています

ところが肋骨周辺が硬くなり胸椎の可動性を損なうと

腰椎から骨盤にかけて症状が出やすくなります

 

もう一つ言っておきますと

骨盤の次の関節言えば股関節

股関節が可動性のある関節であることは言うまでもありませんが

腰痛の方はたいてい股関節が硬いです

私は腰痛の方に股関節のストレッチをお勧めしていますが

これもこの理論にぴったり当てはまります

 

実際問題一般的には股関節と腰痛の関連性は

業界ではよく知られてはいますが

腰の上にある胸椎との関連性はあまり知られていません

 

春先の腰痛は他の季節の腰痛とは多少雰囲気が違います

それは一般的な腰痛が運動器の問題であるのに対して

この季節の腰痛は運動器だけではなく自律神経系の問題もかかわり

複合型の腰痛が多いからだと感じています

 

自律神経の問題は取り組みがアプローチが難しく

ひと筋縄ではいかないケースも多々あります

私にとっても嫌なシーズンなんです

 

 

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